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SNMPの歴史を振り返る。2002年以降どうなったか?
約20年前に「実践SNMP教科書」という本を書ました。その時から今(2023年)を比べてみてようと思います。
SNMPとは?
「実践SNMP教科書」の最初は技術書の定番の書き方からはじまります。
当時の原稿には。
SNMPは、Simple Network Management Protocolの略です。一般的に、認識されている意味は、インターネット(TCP/IPネットワーク)標準のネットワーク管理プロトコルの仕様です。この仕様には、管理者と管理対象との間にやりとりされる管理情報の仕様(MIB),管理者と管理対象間の通信仕様(狭義のSNMP)、これらの定義規則(SMI)が含まれています。元々は、ルータ、各種サーバなどのTCP/IPに関連したネットワーク構成要素の管理を目的として開発されましたが、その有用性からTCP/IPに直接関係しない機器やソフトウェアの管理もSNMPで行うようになってきました。例としては、UPSなどの電源装置、CATVの伝送装置、リレーショナルデータベースのサーバの管理機能などです。その意味で、SNMPは、ネットワーク管理プロトコルからシステム管理プロトコルへと発展していると言えます。
というように書ました。その後、SNMPはネットワーク管理の定番の技術となったといえますが、システム管理プロトコルの定番までは発生していないと思います。システム管理のためには、HTTP(S)のほうがより多く利用されているのではないかと思います。
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実践SNMP教科書 復刻版
20年近く前に書いた「実践SNMP教科書」を現在でも通用する部分だけ書き直して復刻するマガジンです。最近MIBの設計で困っている人に遭遇し…
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