TWSNMP FCのチームワーク(大規模なネットワークを管理する方法)
昨日、メールで問い合わせがありました。
マップ上のノード数の上限はありませんが、マップのサイズは決まっているので重ならないように配置できる数が上限だと思います。
さて問い合わせは規模の大きなネットワークを管理したいのかと思います。
良い機会なのでTWSNMPの考え方を書いておきます。
オリジナルのTWSNMPを開発した時から
「1つのTWSNMPは1つのセグメントを管理する」
という考えで作っています。プログラムのパフォーマンスとかをわかりやすくするためです。
このためマップは階層化していません。管理対象のネットワークの規模が大きければ複数のTWSNMPを起動すればよいと思っています。
復刻版もTWSNMP FCも同じ考えで作っています。
複数起動したTWSNMP FC間を連携する仕組みがあります。
親のTWSNMP FCのマップに子のTWSNMP FCをノードとして登録して、TWSNMP間連携のポーリングによって子のTWSNMP FCのマップの状態を取得する仕組みです。
この機能を利用する方法を書いておきます。
子のTWSNMP FCの設定
管理される側のTWSNMP FCのマップ設定を
のような感じで設定します。
ログインのためのユーザーIDとパスワードが必要です。
”モバイルアプリからの接続を許可する”
のスイッチをONにします。親のTWSNMP FCからポーリングするために必要です。
親のTWSNMP FCの設定
管理する側の親のTWSNMP FCで管理対象のノード設定を
のような感じです。子のTWSNMP FCへログインするためのユーザーIDとパスワードとアクセスするためのURLを指定します。
v1.7.0までは連携のポーリングにバグがあるためURLに
http://<TWSNMP FCのIP>:8080/mobile
と書いてください。カンマ区切りで2つ以上URLは指定できません。
Docker版は、この記事を書いた時点で対策したv1.8.0を公開しています。
ノードのポーリングにTWSNMPのポーリングを追加します。(テンプレートにあります)
これで子のTWSNMP FCのマップの状態を定期的に取得して親のTWSNMP FCのマップ上のノードの状態に反映できます。
ノードにURLを指定しているので、右クリックメニュー
子のTWSNMP FCへ接続できます。
開発のための諸経費(機材、Appleの開発者、サーバー運用)に利用します。 ソフトウェアのマニュアルをnoteの記事で提供しています。 サポートによりnoteの運営にも貢献できるのでよろしくお願います。