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TWSNMPポーリング辞典:TCP接続確認

Webサーバー、メールサーバー、SSHサーバーなどとクライアントはTCPで通信します。このためサーバーではサービスに対応したTCPポートを接続可能な状態にしています。もし、ポートに接続できな状態ならばサービスを利用できません。TWSNMPにはTCPポートへの接続確認を行うポーリングがあります。

ポート番号について

ほとんどのサービスはポート番号が公式に決められています。Webサーバーのhttpならば80番、httpsならば443番、メールサーバーの転送ならば25番などです。この一覧は、

などで調べられます。

ポーリング設定

TWSNMPでTCPの接続監視を行う設定は、

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種別をTCPに設定し、定義に監視したいポート番号を指定します。

ポーリング結果

ポーリングを実施してTCPで接続できれば正常で接続できなければ異常と判断し設定されているレベルの状態にします。正常の場合は応答時間も計測します。単位は、nSec です。

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応答時間のAI分析

この種類のポーリングにAI分析を設定しておくことで回線状態が不安定な時期を検知できています。

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AI分析のグラフの赤い矢印のところをダブルクリックして応答時間のグラフを表示すると、

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のように応答時間が長い記録がいくつかあります。AIによる分析は応答時間の平均や分散といった統計的は計算をしなくても人がグラフをみて直感的におかしな場所を見つけるようなものです。

サンプルテンプレート

この記事で紹介したポーリングのテンプレートは、

からダウンロードできます。ポーリングテンプレートの画面からインポートしてください。テンプレートからポーリングを作成する時に名前やポート番号を変更してください。

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