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twESP32Sensor v1.0.0 リリース

今朝は3時前に助手の猫さんが起こしてくれました。twESP32Sensorをリリースするために時間が必要だと思ったようです。

まず、昨日、行き詰まった諸々を解決しました。

  • 設定のシーケンスがずれてWifiのSSIDが変になる問題はシリアルポートのRTS信号を制御して設定前にESP32をリセットできるようにしました。

  • M5SitckC Plus 2のファームをM5Burnerへ公開するためにファームをマージする機能を設定ツールにつけました

解決できたのでリリースしました。

M5Burnerにも公開できました。

画像が欠けているのが気になりますが、よしとします。Apple,Microsoft,Goole,Dockerなどに続いて7種類目の自作ソフトウェアを世界公開です。かなり嬉しいです。
書き込むときにWifiなどの設定はできません。多分、設定を保存する場所を仕様に合わせる必要があるのかもしれません。これは将来の楽しみにとっておきます。
使いかたは

共通の準備

ESP32ボードやM5StickC Plus 2をシリアルポートで認識できるようにしてください。購入したボードのマニュアルや説明サイトで調べてください。
リリースにあるtwESP32Sensor.zipをダウンロードして展開してください。
Arduino IDEのインストールは不要です。

M5StickC Plus 2の場合

M5BurnerでSTICKCを選択してtwと検索するればでてきます。ダウンロードして書き込めるはずです。

ESP32ボードの場合

twESP32Setupのwriteコマンドで書き込めます。

$twESP32Setup -port COM3 write

です。

共通の設定

設定ツールで設定します。

$twESP32Setup -port ポート番号 -ssid <WifiのSSID> -passwod <Wifiのパスワード> -syslogIP <syslogの宛先IP> config

で設定できるはずです。

twESP32Setupの使い方

Usage: twESP32Setup [options...] command
command
  list : list setial ports
  monitor : monitor serial port
  config : config ESP32
  write : write firmware to ESP32
  clear : clear config
  reset : reset ESP32
  merge : merge M5SickC Plus2 firmare
  version : show version

options
  -esptool string
    	path to esptool
  -m5
    	M5StickC Plus 2
  -password string
    	wifi password
  -port string
    	serila port name
  -ssid string
    	wifi ssid
  -syslogIP string
    	syslog dst ip
  -syslogPort int
    	syslog dst port (default 514)

listコマンドでUSBポートにつながったシリアルポートを探します。
VIDとPIDも表示されるので、どのデバイスか判断するのに役立ちます。

%./twESP32Setup list
/dev/cu.wchusbserial57710041991 (1A86/55D4:5771004199)
/dev/cu.wchusbserial146440 (1A86/7523:)
/dev/cu.usbserial-57710041991 (1A86/55D4:5771004199)
/dev/cu.usbserial-146440 (1A86/7523:)

/dev/cu.wchusbserial57710041991 (1A86/55D4:5771004199)
がM5StickC Plus 2

です。
/dev/cu.wchusbserial146440 (1A86/7523:)
がESP32ボード

です。

この2つは、問題なく動作しました。
安いESP32ボードは、PSRAMやLEDがないのとシリアルで接続するとリセットする問題がありますが、とりあえず動作すると思います。

動作確認

M5StickC Plus2の場合は、LCD画面に動作中の情報が表示されます。

設定ツールのmonitorコマンドでシリアルポートからログを出力することもできます。

%.twESP32Setup -port <ポート番号>  monitor

2024-03-02T05:02:35+09:00 BlueScan device=27 omron=0 switchBot=3
2024-03-02T05:02:35+09:00 delete device blue=1 wifi=0
2024-03-02T05:02:42+09:00 WifiApScan count=3
2024-03-02T05:02:47+09:00 monitor count=4335 cpu=99.91 mem=79.31 psram=0.11 blue=115 wifi=4

のような感じです。

ESP32の開発は十分楽しんだので今日で一段落にします。
(本当は、少し飽きてきました。)

明日に続く

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