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慶應SFCで学んだこと

EKIDEN NEWS 西本さんによる、横田コーチのインタビューPart 5です。横田コーチが通っていた慶應大学総合政策学部で学んだこと、体現してきたことが、今回のnoteです。

陸上競技におけるチームとはそれぞれの選手がもつ個性の集まりです。TwoLapsのベースは選手が主役であることには違いない。個を際立たせることが基本となるコンセプトですが、いっぽうで共有しなければならない哲学もあります。そこがきちんと共有できてるか否かの違いはあります。本入部と仮入部の違い?そこかもしれませんね。

「個が際立つことを是とする」これはぼくが通っていた慶応大学総合政策学部(以下SFC)と同じ考え方です。個の尊重。そこに尽きるんです。ぼくは慶応に入りたかったのではなく、SFCで学びたかった。SFCでは、問題を把握して、その問題を解決するまでの政策を考えるというプロセスを4年間徹底的に実践します。

大学の授業って極端な話、本で学べます。それが教授が体系だてることで、考えや理念が入ってくるから、よりいいものになる。コーチングも同じです。どういう練習をするのか?それは誰がやっても同じメニューになる可能性が高いです。どういう考えのもとでやるのか?ということがきちんと理解することが大事です。ぼくがトレーニング以外でいうことを「なんでこの人はこういうことを言うのだろう」と理解しないまま受け取るのか、理解して受け取るのかでは、全く意味がかわってきます。

ぼくは大学の競走部でキャプテンやっていたときも経営学で学んだことを全部つぎ込みました。ちょうどリッツカールトンホテルの「クレド」(信条)のような、ホスピタリティーマネージメントが経営学やビジネス誌で取り上げられていた時期。これはスポーツも一緒だと思ったので、すぐにとりいれました。あってるかあってないかはさておいて、さっさとやってみる。経営学もチームマネージメントも同じです。経営学のほうがより合理的でもありますし。Try and error という考えは慶応SFCの影響が大きい。学んだことを実践して、その中で課題を見つけ、改善していくというのを繰り返していく。そこが慶応の理念でありますし。ぼくはそういう意味で素直なのかもしれません。

中学時代の野球部での経験も振り返ればそうですし。反逆児に見えて、意外とちゃんとしてるんです笑 そうやって、SFCの理念を体現することをちゃんとやってたから、慶応では4年間特待生で学費免除だったんですよ。


(文章:EKIDEN News 西本武司)
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以前の投稿はこちら

Part 1コーチになるまでと嫁置き去り事件
https://note.com/twolaps/n/n9eec1262e0d3
Part 2 理想のコーチ像
https://note.com/twolaps/n/nc3753221e358
Part 3 陸上の魅力はオープンソースであること
https://note.com/twolaps/n/n098a5f4d5a34
Part 4 自分で考えること 
https://note.com/twolaps/n/n9547af268575



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