見出し画像

ITニュースWEB 23/02/10

インターネットで飛び交う、1週間のIT・科学・経済のニュースを 独自の視点で振り返る、今週の「ITニュースWEB」は、、、

ジェネレーティブAI大波乱、、、マイクロソフトの対話型「Bing」は順番待ち、Googleが会話型AIサービス「Bard」では株価暴落!?

今週はChatGPT関連のニュースにさらなる拍車がかかりました。それというのもまず、マイクロソフトが自社の検索エンジンBingにChatGPTの会話機能を追加すると発表。現在会話機能については登録申請が必要で、許可をもらった人だけが利用できるようですがBingがChatGPTになる日も近そう。そもそもマイクロソフトはChatGPT有するOpenAIに100億ドルの追加投資を決めたと発表もしており検索エンジン市場のリーダー争いが始まった、、、。

マイクロソフト、OpenAIの言語モデルを搭載した「Bing」を発表(23/02/08)
https://japan.cnet.com/article/35199718/
https://blogs.microsoft.com/blog/2023/02/07/reinventing-search-with-a-new-ai-powered-microsoft-bing-and-edge-your-copilot-for-the-web/

と思ったら検索の王様Googleも2月7日、ChatGPTに対抗するが如く実験的な会話型AIサービス「Bard」を発表。コンセプトはChatGPTとほぼ同じようで、より人間の会話に近い形で質問して回答を得られる検索サービスのようです。

Googleが会話型AIサービス「Bard」発表(23/02/07)
https://gigazine.net/news/20230207-google-bard-ai/
https://blog.google/technology/ai/bard-google-ai-search-updates/

そんな状況にいきなり待ったがかかるようなニュース。2月6日に行われた「Bard」のデモンストレーションで披露した回答例に誤りがあると、複数の天文学者や科学者がツイートで指摘。「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)による新発見の中で、9歳の子供に教えられることは何?」という問いに対する「Bard」の回答に「JWSTは、太陽系外の惑星の写真を初めて撮影した」という部分に対して、複数の天文学者から「太陽系外の惑星を画像化したのはJWSTが最初ではない」と指摘(実際それは2004年にチリの超大型望遠鏡によって撮影されたものだそうです)。出鼻をくじかれてしまったようです。

GoogleのチャットAI「Bard」が不正確な答えを出したせいでGoogleの市場価値が15兆円以上下落(23/02/09)
https://gigazine.net/news/20230209-google-bard-ai-chatbot-wrong-answer/

そんな状況を横目に御大ChatGPTは1月の月間のアクティブユーザー数が1億人超えだそうで、1ヶ月前の12月の約2倍だとか。シンガポールでは政府自らChatGPTの教育ツールとしての使用を容認すると発表がありました。

学校での「ChatGPT」利用、シンガポール政府が容認へ(23/02/07)
https://japan.cnet.com/article/35199662/

ちなみに私ももはや日常的にChatGPTに知りたいことや簡単なプログラム例などを質問して実際に現場で活用を始めました。でもChatGPTがMBA試験に合格したとか、その一方マルウエアを作り始めてるとか話題は絶えません。

「ChatGPTを使ってマルウェアを作成するサービス」をハッカーが販売中(23/02/09)
https://gigazine.net/news/20230209-hackers-selling-chatgpt-generate-malware-service/

ChatGPTくん、株価も動かしてしまって大変ですが、秀才を装ってますが人懐っこくて間違いもおこす、ちょっとおっちょこちょいの青年思えば、愛着も湧いてくるのでは、、、。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?