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2021年世界SDGs達成度ランキングが出ました!

日本は18位

前回(17位)に続いてのランクダウン。

ジェンダー平等、気候変動への具体的な対策、陸上・海上資源の持続可能性の部分で遅れをとっているようです。

【参照】https://www.sdgindex.org/reports/sustainable-development-report-2021/

北欧はなぜランキング上位なのか

毎年ランキング上位には必ず北欧諸国が入っています。

今回1位のフィンランドは、国土の70%が自然(森林)で、税金がすごく高く(消費税22%)、それにより病院や教育費、福祉サービスがほぼ無料といった特徴があります。

そもそもフィンランドで持続可能性という考え方が注目されるようになったのは、国連でSDGsが採択されるよりもずっと前のこと。「持続可能な開発に関する国家委員会」が設置されるなど、国としても持続可能な社会を活発に推進しています。「コミットメント2050」というシステムを利用することで、企業や個人など社会を担うさまざまなアクターが持続可能性を推進する行動を目標化することもでき、SDGsの概念はかなり一般的なものとなっています。

引用: 株式会社ソフィア SDGsへの世界の取り組み方は?https://www.sofia-inc.com/blog/5372.html

また自然が身近に溢れているため、環境についてを皆が自分ごととして捉えており、電力の9割はCO2を排出しないグリーンエネルギーを取り入れているそうです。

SDGs達成に向けた様々な取組も科学的根拠のあるアプローチによるもので、目標の全てにおいて達成度が高いです。
また『クリーン・テクノロジー』やそのソリューションを提供する会社は国内に約3000社あります。


正直、日本とフィンランドでは『環境や地理的な条件』『人口』『資源』『習慣』など多くの違いがありますので、単純に比較することは難しいと思います。

ただ、非常に参考になるような多くの取組を行なっているSDGs先進国ですので、フィンランドの取組は今後も注目していきたいと思います。

最新のジェンダーギャップ指数ランキング

以前、ジェンダーについての記事を書きました。

https://note.com/twjc2021/n/nd1cab45e6e88

最新のジェンダーギャップ指数ランキングが発表され、日本は前回から1ランクだけアップして120位となっています。

とはいえ前回は153ヶ国、今回は156ヶ国のランキングなので上がったとは言えないかもしれません。

【参照】男女共同参画局
https://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2021/202105/202105_05.html

日本のすぐ下の順位にはシエラレオネというアフリカの国があります。

シエラレオネでは女性に対する悪しき慣習があります。詳しくは下記記事をご覧ください。

この慣習はここに書くことが嫌になるくらいの酷い内容です。

【参照】BuzzFeedNews2019.10.11記事
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.buzzfeed.com/amphtml/akikokobayashi/shioriitofgm%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D

そのような国と同水準のジェンダーギャップがあると評価される日本。皆さんどう思いますか?

最後に

現在、日本におけるSDGsの認知率はテレビなどの影響もあり、去年と比較してほぼ倍増の54.2%となっています。

大手企業だけでなく、地域の企業もだんだん取り組みを始めています。

ですが、部分的かつ直感的な取組となっているケースが多いと思います。

本業を通じて社会課題解決に繋がるビジネスを展開し、それがどのくらいSDGsの目標に近づくのかを科学的に、そして数値で管理することが重要です。

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