韓国代表の弱体化の一因はDAZN説

親善試合で韓国代表相手に楽勝という感じでしたが、今の韓国代表は普通に弱体化しているように思います。ACLでもKリーグは昔ほどの脅威ではなくなってきました。

で、この理由の一つが、Jリーグが韓国の若手を取らなくなった、というのが一つの理由ではないかと思っています。

Kリーグはは長らくドラフト制度などを使っており、年代別代表クラスの選手が大学リーグでくすぶっていることが多かったのですが、一時期のJリーグはそういった年代別代表級選手を格安でを獲得して育てて使っており、かつKリーグと異なりゼロ円移籍を解禁したため、韓国代表の海外組をJリーグが育てている、というケースが多くありました。

パク・チソンはその最たる例ですが、人数で言えば特にロンドン世代で多く、ロンドン五輪からロシアW杯あたりまでの時期は、特にDFとサイドの選手がレギュラー格がJリーグでプロデビューした選手で占められているということもありました。

しかしここ最近、DAZNマネーが入ってきて以降、割安の韓国人の若手を育てるより即戦力の外国人選手を獲得する傾向が強まってきました。この結果として韓国の若手の育成が滞り、選手層が薄くなっているのではないか――というのが私の推測です。


以下、ロンドン五輪代表以降から今までの韓国代表におけるJリーグデビュー者のリストを示します(*は欧州組)。


2012ロンドン五輪代表

プロデビューがJリーグである選手
GK 金鎮鉉
DF 金英権 張賢秀 黄錫鎬
MF 韓国栄 *金甫炅 白星東


2014ワールドカップ韓国代表

プロデビューがJリーグである選手
DF 金英権 黄錫鎬 *朴柱昊
MF 韓国栄 *金甫炅

Jリーグでプレーした選手
DF 金昌洙 郭泰輝
FW 李根鎬


2015アジアカップ韓国代表

プロデビューがJリーグである選手
GK 金鎮鉉
DF 金英権 張賢秀 *朴柱昊 *金珍洙
MF 韓国栄 金民友

Jリーグでプレーした選手
FW 李根鎬


2018ワールドカップ韓国代表

プロデビューがJリーグである選手
GK 金鎮鉉
DF 金英権 張賢秀 鄭又榮 *朴柱昊 金民友

Jリーグでプレーした選手
GK 金承奎
DF 鄭昇炫


2019アジアカップ韓国代表

プロデビューがJリーグである選手
GK 金鎮鉉
DF 金英権 *金珍洙
MF 鄭又榮

Jリーグでプレーした選手
GK 金承奎
DF 鄭昇炫
FW *黄義助


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