見出し画像

曲の出会い方、自分のアンテナにかかった音楽に囲まれていたい

レコメンドから逃れるために

前回の音楽との触れ方から一歩進んで。
曲の探し方や出会い方で大事にしていることを書いていみたい。
レビュー数やいいねの数が良かったの続編的な。

レコメンド情報だけで自分の頭が埋め尽くされてしまうと、他の人と似たようなことしか考えられなくなってしまう。

あえてレコメンドの隙間をぬって、自分なりの好みを養い、個性を強化することを意識しないと情報の渦に飲まれてしまう。
それは音楽だけではなく、あらゆる情報収集、生き方や仕事でも転用して取り入れたりしている。

リアルの場を大切にする

1つ目はリアルで情報に触れる機会を増やすこと。
ダウンロードや配信主流のなかでリアル店舗の存在意義が再考されている。
商品棚に話題作や人気作品を置いておけば盤石の時代は昔。

タワレコではアーティストを応援する場所として、商品を売るだけではなくリリースLIVE、ファンコミュニティづくりの提供に力を入れ、分かりやすい経営理念を打ち立てた結果、競合との差異化に成功している。

店では店員のポップや疎いジャンルからの情報が目に飛び込んでき、レコメンドでは決して出会えなかった曲に巡り合える。
青春時代は試聴機の前で入り浸っていたのが懐かしい。

またフェスやクラブ、カフェで流れている曲にもインスピレーションを受け、お気に入りのアーティストやジャンルを発見できる可能性もある。

家から一歩外に出れば、音楽に溢れている空間はたくさんある。
その場に身を置くだけで自分の頭の中に新しい回路が増え、DJやプレイリスト作りの刺激になる。

アルゴリズムの異なるサブスクリプションを利用する

2つ目は、アルゴリズムの異なるサービスを使い分ける。
オンラインでの視聴は主にSpotify、Amazonミュージック、Youtubeを利用。
実はサブスクサービスによってアルゴリズムはぜんぜん違い、おすすめされる曲も全く異なる。

好きな曲に出会えるコツは、5〜10曲くらいお気に入りの曲が入ったプレイリストを作ってみて、それをシャッフルで再生すること。その曲に似たおすすめ曲を合間に挟んでくれるので、「知らないけど、なんか良い感じ」の曲たちが集まってきておすすめ。

最近は一か月間は無料期間があったりするので、一つのサービスに固執することなく、あなたに合うものを探してみてはいかがでしょう。

人からの紹介を大切にする

3つ目は人からの紹介を大切にすることです。
職場の同僚やお客さん、友人と話しているときにおすすめの音楽が話題に上がると、その場でスマホで検索することを心がけています。

運転中やジョギングにラジオを聞いていることもあり、そこで流れる曲にビビッとアンテナが引っかかるときも少なくない。
ラジオ番組やパーソナリティが勧める曲はトレンドだけではなく、季節感やリクエスト、個人の推しの力などが働き、新旧問わず出会いの場を提供してくれる。

自分に合う合わないはあるけれど、そこも含めて「ストーリー」になる。
が違う角度のステキな曲を教えてくれる人は、自分の可能性を広げてくれる優秀なレコメンドエンジンを見つけることができたとも言えます。

またTwitter やInstagramで情報発信している人をフォローし、厳選した情報を発信してくれているブログも定期的にチェックしている。

アーカイブの中には宝が眠っている

最後に自分の所有している曲を聴き直すことが大事である。
私はiTunesで曲を管理している。

膨大な曲にアクセス可能になった反面、持っている曲が相対的に埋もれてしまって、所有感が薄まってしまうのは必然でもある。過去の自分が何らかのきっかけで手にした音楽には、時間を超えて刺激するものが混ざっている。

ただ懐かしみにふけるだけではもったいない。
サンプリングの元ネタが見つかったり、アーティストの再評価が始まることもしばしばだ。
作業中やプレイリスト作りにシャッフル再生をしていると、今の耳にハマるものが浮かんでくるのが快感になる。

個人的に現在、定期的にやってくる「渋谷系ブーム」が心地よい。
サニーデイサービスをよく聴いている。
近年流行っている「シティポップ」でもなぞられることが多く、90年代の音に影響を受けた若いバンドたちを知る機会にもつながった。

まとめに

情報過多の時代、一つのプラットフォームや声の大きな集団や個人にふりまわされず、惑わされず、自分にアンテナを張りながら、広く浅いディグりがますまず価値を持っていくと思った。

↑音声配信も毎朝やっていますので、良かったらぜひ♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?