もうすぐ春ですね、お茶を淹れてみませんか?
中国茶を中華街で買ってきたよ
家でお茶をゆっくり飲みたくなるときってありませんか?
飲食店のやペットボトルの出来合いのものでも十分美味しんだけど、わざわざ自分で淹れるから意味がある気がしています。
コーヒー好きの人が豆をひくところから用意したり、紅茶の葉を蒸らす時間にこだわったり、そんなひと手間が豊かな時間を過ごすタネがあると信じている。
今回購入したジャスミン茶や桂花茶は独特の香り、葉や花の開き、一番茶と二番茶の違いなど楽しめる要素が多く盛り込まれている。
健康への効能もあり、寒い日には心から暖まることができる。
時間が育むもの。
手間をかけて向き合うこと。
何ごとも簡略化や効率化に価値が置かれて久しいが、五感を使って楽しむものは倍速で通過させてしまうと味気ないと感じてしまうのは私だけではない気がします。
ネット環境があたりまえになった時代、私たちが受け取る情報量は20年前の約6000倍だそうです。触れる情報量が年々増えているので、それだけ時間を意識する気持ちもわかります。
倍速で動画やドラマを見たり、前奏の長い曲は飛ばされたり、時間を自在に短縮したりスキップしたりできる時短コンテンツは日常的なものになっている。
タイムパフォーマンスで駆動する人が増えれば、長編は読まれなくなるし、長映画や音楽アルバムに心酔する人も少なくなるだろう。
効率や時短の行き着く先は「わかりやすさ」「整合性のある」価値観の蔓延。
単純かつ平たい社会が形成され、時間や集中力が求められる文化の低迷が危惧されています。
複雑さ、難解で無意味なことが捨て去られ、味の濃い柔らかいものばかりが溢れた世界は果たして魅力的なのだろうか?
「こなす」「さばく」ための時間の使い方になりやすい昨今。
自分の好きなことや関心のあるものを愛でたり、ときには失敗や無駄なことからしか学べないこと、寄り道する余裕を持って過ごしたいと思いました。
今と向き合うことを長く続ける秘訣は「決して張り切らずに楽しむこと」なのだ。
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