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授かる「いのち」

ホームビジター養成講座は8日目。これまでの積み重ねもあるのか、講座の内容が、割と、スッ!と頭に入ってくる感覚が嬉しくなります。講師のフレンドリーなトークが笑いを誘い、終始和やかに講座は進んでいきました。

今日は「問題や悩みのある妊婦の理解」と「産む女性に寄り添う支援と連携」について学びました。最近のお産の動向や、妊婦さんの心身の変化を知ることで訪問の際に気を付けること等が見えてきます。

いのち…限りない奇跡の重なり

そもそも、妊娠するということは、卵子と精子が受精し、尚且つ、子宮の中に着床しなければなりません。そして、少しずつ大きくなって無事この世に生まれてくるということは、正に奇跡だと思います。
卵子は1ヶ月に1個24時間の命。。その貴重な24時間の間に精子2~3億個の内の1個が合体する。。これって神秘的でほんと奇跡ですよね。
私には双子がいますが、24年ほど前、健診時に超音波での赤ちゃんの姿を見るたびに可愛くて愛おしくて泣きそうになったのを思い出します。

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どうしても当時の画像を見たくなって、今、昔のアルバムなどの入った箱をひっくり返して探してみたけど見つからず。。引っ越しが重なったので、どこかで処分してしまったのか??残っていても感熱紙だったら、もう、消えているのか??でも、どうしても見たい…もう一回探すか( ;∀;)

母子保健データ化等から見た香川県の現状

講座では香川県の出産に関わる全国平均との比較データを見ながら現在の状況について知ることが出来ました。

・出生数の減少
・晩婚、晩産化、未婚率の上昇
・不妊治療に悩む夫婦の増加
・10代の人工妊娠中絶、性感染症
・児童虐待件数、ひとり親家庭の増加
・家庭や地域の子育て環境の変化
 (核家族化の進行、子育て中の親の孤立感、地域のつながりの希薄化)

ここで「妊娠中からの切れ目ない支援」が大切だということがわかります。

・結婚・妊娠期からの支援
・就学前の教育・保育の充実
・地域における子ども子育て支援の充実
・次世代を担う子どもたちの教育、育成支援
・子どもや子育て家庭に優しい環境の整備
・児童虐待防止対策・社会的療育の充実
・困難な環境にある子どもや家庭への支援

産後うつ病スクリーニング

出産後、心理的・精神的な問題で支援が必要なお母さんが増えていることは、ある程度想像できることで、出産しなくても、コロナ禍ということもあり、うつのような症状は誰にでも起こると思うし、実際増えてきているのも事実です。
特定妊婦さんの中の、妊娠を望まないケースでは育児の不安から、赤ちゃんをかわいいと思えず、赤ちゃんに対して怒りが湧いてきたり、自分自身を傷つけたりすることがあるそうです。そんな妊婦さん心の状態を保健師さんや助産師さん、医療機関の先生方は連携して支援していって下さっています。赤ちゃんはお母さんに愛おしいと感じて欲しいし、お母さんだって、本当は赤ちゃんがかわいい、愛おしいはずですよね。そう思えない背景を理解することが大事で、寄り添って話を聴いて心を少し軽くすることが、私たちホームビジターの役目なのだと思います。

次のステップが必要かどうかの判断

ホームビジターの活動を通して、利用者の話に耳を傾け、寄り添い共感し、協働することで考えることは、その人が次の支援が必要か?ということです。会話の中で気づいたこと、必要ではないかと感じたことなどを、オーガナイザーに伝えるということ。。結果的に切れ目のない支援に繋がることになる訳です。ホームビジターはそのサインを知ることが出来る大事な役割なんですね。がんばろっ!


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