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ママ友・パパ友は、いても良し!いなくても良し!

ホームビジター養成講座を受ける中で、しばらく離れていた育児番組を視聴することになり、改めて、コロナ禍の子育てについて現状を知ることができました。番組の内容から学んだことを書きたいと思います。

NHK教育テレビ『すくすく子育て』
9月11日㈯21時放送 
❝ママ友・パパ友のなやみ❞です。

番組の中には、実際に子育てしている親子と訪問しているホームビジターさんの様子とホームスタートについての簡単な紹介もありました。

「ママ友」って、いないとダメ?

子どもができた瞬間から、これまでと違った「子ども中心の新しい人間関係を作らなければならない」と、どうしても考えてしまいますよね。。
「子どものために」という大義名分が付いて、無理をして、思い詰めて、友達を作りづらい人は悩んでしまうんだけれど。。

番組での「ママ友」は何人いますか?のアンケート結果を見ると。。

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案外、0人のママって多いんですね。

番組で専門家としてお話しされている恵泉女学園大学学長・大日向雅美さんは「0~3歳くらいまでは子どもは、❝友だち❞という意識はないので、家族がじっくり関わればいい。ストレスを感じてまで、母も子も無理をして友だち付き合いはしなくていい。そう思うと肩の力が抜けて、自然にうまくいく。」と仰っていました。3~4歳からの幼稚園・保育園などで友達関係は十分育むことが出来るそうです。

友人がいないママ・パパの悩み

引っ越しや離婚などの理由で孤立しているママやパパの悩みついていくつかあげてみたいと思います。

・タイムリーに相談できる友人が欲しい。
・誰かに気持ちを分かって欲しいけど、どこまで話せばいいのかわからない。本音で話せない。
・行政や児童館などの施設はママ向けが多く、パパは肩身が狭い。ママ友グループにパパは入って行きづらい。
・コロナ禍でママ友を作る機会がない。相談相手がいない。愚痴を言い合えるママ友が欲しい。広い心で子育てをしたい。

本当に切実な心の声だなと感じました。小さな子どもを育てながら、毎日不安と課題を抱えて、話を聴いてもらえるでだけでも心が軽くなるんだというお母さんたち。。

友だちに限らなくていい

子育ては完璧を求められる部分があり「みんなが出来ているのにできない」「友達作りができない」自分は母親として、父親としてダメなんだ…と自己否定してこもりがちになるケースがあります。
そんな時は、家に来て話を聴いてもらえるのは嬉しいことですよね。
https://www.homestartjapan.org/

受け皿は、友達に限らず、おじいちゃんおばあちゃん、ホームスタート、SNS、電話相談などなど何でもあります。
「みんなそうなんだよ」「大丈夫だよ」と言ってもらうことで原動力をつける。。「自分は大丈夫」と思いながら友達を作っていけばいいのではないでしょうか。

ママ友はいても良し!いなくても良し!(One of them)
つらい時は別の関係や地域や職場にあります。
ママやパパが「一人の人間」としてどう生きるか!をみんなで考えることが必要で、私たちは、ママやパパに「人としての暮らしを奪いませんよ」というメッセージを出していくことが大切だとわかりました。

「友達をつくろう!」と意気込むのではなくて、ボランティアをお願いしたり、月に1回でも集まる場所があったらそこに行くだけの繋がりでもいい、その場だけでも話すことが出来たら、心が軽くなるのではないでしょうか。



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