庭には池があり、昔は魚が泳いでいた。私が大きくなる頃には花壇になってしまっていたが、祖母はその花壇も含め、そこらじゅうにハーブを植えていた。赤毛のアンが好きだった祖母の影響で、私もむさぼるように読んだ。祖母は私の中ではリアルマリラだった。マリラよりユニークだったけれど!
祖父母の家は西東京市で、大きな庭付き土地に、造船業のお偉いさんだった祖父の関係で、船大工がモダンな戸建てを建ててくれた。当時はかなりオシャレだったと思う。作り付けの真っ赤なランプが壁にあり、天井はコルクボード、L字のキッチンもあった。叔父のベッドは船内でよく見る二段ベッドだった。
祖母もまた、文字で何かを伝えたり、表現したい人だったのかもしれない。私はいわゆる商業ライターで仕事を得ていたから、祖母のように、自分自身の何かを伝えたい人間ではなかったけれども。祖母は、どう生きたかったのだろう。祖父は船の大手の会社に勤めていた偉い人だった。苦労はなかったはずだ。
私はそんなことも知らず、流れのままにぷらぷら生きて、大学卒業後、気づけばフリーランスのライターになった。経済状況も将来も不安定な私を、祖母はいつも応援してくれ期待してくれていた。祖母は、新聞の一般人の投稿欄に自分のささいなエピソードを文章にしては投稿し、頻繁に掲載される人だった。
祖母のエピソードをずっと書きたいと思ってきた。祖母は、松浦弥太郎さんが編集長を務められていた『暮しの手帖』の愛読者でもあった。節約家で、外国の食事やライフスタイルに憧れていて、実践をしていて、いつか自分の家で孫たちが編集社でも立ち上げてくれるのを楽しみにしている祖母だった。
高見順を里見淳と間違えて検索してた。高見先生の『終戦日記』は、むさぼるように読んだ。祖母が向島出身の人だからだ。バリバリの戦中に恋愛してて東京の大空襲から家族を救った女性だけに他人事ではない。彼女は戦後は東京駅の郵便局(現在のキッテとかいう建物)2階のGHQの秘書の仕事をしていた
会社員になりたい!ちゃんとした名刺とか持って、ちゃんとしたマナーとか知ってる女性みたいになりたい!会社員になればなれるんだと思ってたけど、ぜーんぜん違ったな。
とにかくメモを書きまくるしかない!
ライター歴10年以上、編集者歴も計10年程度。が、すっかり現場や仲間と遠のいている中で今後はさーてどうするか。完全商業ライターだったので昨今流行の「自分ごと」で発信するのは難しい。と、ふと夫や子供が画面を覗き込んでくるので中断。ひとりで仕事していたときと母になってからでは違うわ。
好きと得意と貢献。この3つがそろうと『しごと』になるのだそう。ふむ。さて、私の好きはなんだろう。得意とはなんだ。その中で貢献に値するものはどれだ。46歳、無職。さてもう本気ださんとな。一生「私なんてどうせ」「いやまだ本気出してないだけ」みたいな、卑下&逃避の人生になってしまう。
ママにおっきないえかってあげる。アルバイトしておっきな車買うんだ。で、2人(姉妹)で住むんだ。ママ遊びに来ていいからね、近くに住んで欲しい??とキラッキラの瞳で言う娘。このキラッキラの時期の君たちを感じられる特権。感謝。あと1年くらいなのかな、この時期は。ありがとう子供たち。
泣きわめき合う双子の前で、母親である私ができること・・・なだめてみたり、お互いに話し合えといったり、わかるよ♡とお互いを抱きしめて共感をしてあげたり・・・。でも何度やったって結局、耳をふさぎたくなるような金切り声がダブルでやってくる。 結局私は、死んだふりをした。 という2019年のメモを発見したのでアップした。 たいへんおつかれさまでした、自分。
結果から言うと、お料理を手伝わせるのはよいことなのだと。 作ってる際に起こる多くの事件と、こまかく襲ってくるイライラを差し置いても、作らせて結果的によかった。 事件メモ Aが鍋の淵に触れてやけど騒ぎ Bがなぜか椅子から突然「大の字」スタイルで落っこちて頭を床に打ち、同時にチキンサラダが宙に舞う(キッチンはサラダまみれ) Bが牛肉を素手で触ってその手を舐めた Aがカレーを必死に混ぜすぎて勢い余って何度も溢れ、コンロ中がカレーでびちゃびちゃになる など しかし自分でやったせ
ひろゆきさんは、自分のことが大好きなんだそうだ。 羨ましくてしかたがない。 自分を好きになりたいっす。 今の自分も、過去のいろいろあった自分もまるごとぜんぶ猛烈に大好きになりたい。 どーすりゃそんな好きになれるのか。
しょんぼりする娘を前に。 「ほらおいで」と両手を広げ待つ私。 娘は7歳になり、もう向こうから来ることはあまりなくなった。 ちっさいときは手を広げれば飛び込んできた。 私は幼子の「ママ大好き」に甘えている。 私は器が小さい。 もう自分から娘のほうに駆け寄り、ぎゅーすべきなんだ。
とにかく怠惰な日々を過ごしている。 昼に2時間弱仮眠を取らないと体力がもたない。 しんどいな。