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はじまるふたり(12)【メイの視点】

ナツキに逢う前日、
連絡が来ました。


私は明日、電車を乗り継いで、
ナツキがいる場所、その山まで向かう予定でした。

その電車の時間を告げると

滞在時間短いね・・・という話になり


ま、しょうがないよね、、遠いから、、、


とお互い納得しました。


しばらくしたら、またナツキからメッセージが飛んできました。

明日、行きだけ迎えにいこうか?
その方が長く話せるかもと思って。

そのメッセージがすごく嬉しくって
思わずありがとう!!ってすぐ答えました。


遠いところから朝迎えにきてもらえるなんて
本当に愛してもらってるなぁと
じんわり感動してしまったのです。

その時、ナツキは体力的にも無理をしていたのですが
ナツキ自身も衝動的にそれを選択していたようで

私たちはまだ
ツインとして出逢って間もない間柄でしたし、
お互いを求めに求めているような関係でした。

また、話の中で

私たちは私たち二人の関係を大切にし、
二人での生活がいずれ始まるようにと
前に進もみたい気持ちでいっぱいでしたが
その術は、全くイメージが出来ませんでした。

私たちの関係は
そもそも突如宇宙から与えられたようなものだったので

ナツキとは


もう、これは、この先は
宇宙に委ねるしかないよね。


それなら、未来を自分たちで
ちゃんと意図して歩もう。


とお互い合意しました。


私はその時、どうしても加えたいことがありました。


それは


私たちが前に進むために
それに関わる人たちの幸せ

も祈りに加えたかったのです。


それは、これから私が離婚、というステップを踏む際に
夫や子供、またその親族、
その方たちの幸せもそこに必ず見出せるように
意図したかったのです。


わたしたちが幸せになることで
みんなの幸せを創り出せる関係にナツキとなりたいと思いました。


それを明日、会った時に
一緒に宇宙に宣言したいな、と思っていたのです。


ナツキに伝えると

100%同意するよ!

とのことでした。
私は胸が震え、熱くなりました。

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