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そして、恋が訪れた(3)【ナツキの視点】

僕は、突然。
書いた事もない「詩」というものをしたためだしました。

風とともに
君は現れた。

風は見えなかった。はかなすぎて。
風は感じなかった。優しいすぎて。
風に気づかなかった。爽やかすぎて。

君が現れた時。
追い抜いていく風が、僕の身体包んだ時。
風は僕になった。

包まれたのではなく。
追い抜いたのではなく。
風が見えた。
風を感じた
そして何よりも、風である事を思い出した。

風とともに、空を渡ろう。
探していた事も、忘れてしまったほど探し続けていたものに出会うために。

風とともに、海を渡ろう。
求めていた事も、忘れてしまったほど求めていたものと出会うために。
風とともに、大地を駆けよう。

行きたかった事も、忘れてしまったほど行きたかった場所に帰るために。
風とともに



ipadの画面のキーボードは使いにくいものですが、一気に書き切っていました。

メイに送ると、しばらくして感激の返信が帰って来ました。

僕は、ここから詩を書くということを始める事になります。


ツインレイとの出会いは、埋もれていた才能を開くきっかけでもあるのでしょうか?


ここにひとり、

詩人が産まれたのです。

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