命の数量
生きるとは、食べることだ。
なんて言葉を、誰かが囁いていた気がする。
食べるとは、殺すことだ。
ひとつ食べるごとに、ひとつの命が失われていく。
食べて生き延びて、食べられて死ぬ。
ひとつの命の一生を養うために、数多の命が贄に捧げられる。
ならば。
地球上に存在する命の総数は、減る一方なのでは?
数多の命を食べても、死ぬときに提供できる食料はその身ひとつ。
差し引きで喪われた食料は、地球が養える命の数を減らしていく。
親から子へ、そして孫へ。
世代を経るごとに、命の総数は減っていくばかり。
それなのに、どうして地球は今も生物に溢れているのでしょう?
これを読んだあなたも、一度考えてみてほしい。
答えに意味は無くて、考えることに価値がある。
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