愛は自分の中にあるということ。

愛は外側にあるんじゃなくて自分の中にあるんだよ。

それってどういうことなんだろうって思ってた。

誰かを好きだと思う時

その気持ちはその対象物からもらっているような感じがしていたからだ。

何度、恋を繰り返しても、その大好きな人に感じる気持ちは、その人がくれていて、その人を失ったら一緒に失ってしまうような。

だから、失いたくないって思って、そのうちに、もっとちょうだい。もっとちょうだい。どうしてもっとくれないの？

そうやって苦しんでいたりする。

でも、その好きって気持ち、誰のものでもなくただ、私の中から湧いているんだ。

誰かがくれて、受け取っているんじゃなくて。

自分の中の深いところから、湧いて来て、胸が熱くなったりぽかぽかしたりしているんだ。

それって、本当はその人がいてもいなくても増えたり減ったりしないんだなって。

もちろん、そんな気持ちにさせてくれた、その人に感謝なのだけど。

自分の中になかったら、その人に会っても湧き出てこなかったってこと。

誰かからもらわなくても、ちゃんと私の中にあるんだなって思えると、失う恐怖から少し開放されるような感じがした。

だって、どんな状況に見えたとしても、なくならないのだから。