なにもしていないのになんか疲れている

例えば、図書館や本屋さんでお目当ての本は絶対に自分で見つけたい。私は探し物が得意ではないのに。本棚の間をウロウロ巡回して、そうしているうちに別の本のタイトルが目に入って、そういえば行きたかった場所を思いだして、スマホを取り出して、なんてしているとかなりの時間がたっていて、大量の文字がこちらを見ている情報量の多さに急に疲弊して、なんにもしていないのになんか疲れている。自分のそういうところが、人生の難易度を少しずつ上げている。

私は都内の大学二年生だ。高校三年生の時にはどこの大学にも受からなかったので、一年遅れてフツーの大学に入学している。

私には中学生以前に自分が感じていたことの記憶があまりないが、高校時代に限って言えば、思ったことを人に伝えるという習慣がなかった。私が思ったこと、感じたこと、悩んでいること、それ自体を自分自身でも正しくつかめていなかったのかもしれない。いつも、私がここで何と言ったら場がいい感じになるだろうか、とそんなことを考えていた。
しかしそんなことばかりしていたら当然意識していないうちに疲れがたまる。
気が緩むと棘のある言い方をしていたり…「気を許しあえる関係性」をはき違えて、相手が傷つきかねないことを言ったり…相手に少しでも悪く思われそうな状況になったら「もう知らない」と関係性を投げ出したり…カウンセリングに通っていた時期もあるが、カウンセラーにも自分の気持ちを伝えるということができなくて、気が付けばカウンセラーの話に合わせる時間になっていた。
自分のコミュニケーションの仕方は最悪だった。いや、今も治っていない気がするが…

感情はいびつだ。何なのかよくわからない形をしている。でも私は出力するときに、妙に形を整えてしまう。みんなもそうすることはあると思うけど、私はやりすぎて、人から距離を感じられることが多かったように思う。




あ~っ!!こうやって順序だてて文章を書くのも得意じゃない!もう疲れた!さっき帰り道で、これ書いたらカッコいいやろうなぁみたいな文章を思いついて帰るや否や意気揚々とノートパソコンを開いたのに何が書きたかったのか忘れた!!!

そう!いつもnoteを書く時も、一つの作品として仕上げないといけない気がして、序盤はいい感じにかけるんだけど、どこにオチを持っていくかを考え出すと、とたんに分からなくなって、でめんどくさくなって、全部下書き行きですよ。noteの書き出し集作ったろかな逆に。小説を書かれている方の脳みそって本当にどうなっているんですか???

私の目標は思考をそのまま出力できるようになること。体裁だけを整えるんじゃなくて、やさしさで包んで、でも芯は持ったまま伝える。対人でむずかしいのなら、まずは文章で。名前も顔も知らないあなたに伝えます。





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