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短歌の楽しみ方を聞いて試してみる

図書館に行くと様々な本がある。当然まだまだ手を出したことがないジャンルの本はいくらでもある。

今回手を出してみたのは短歌集。ちらっと手に取ってみたことがあるがそのまま戻したことが何度か。それが改めて手に取る気になったのは、あるポッドキャストで短歌の楽しみ方を話されていたから。そこで言われていたのがこの3点。

1.共感と驚異
 読んでまったく意味が分からないものより、「あ、なんとなくわかる」というもののほうが読み続ける気になる。短歌なので文字数は30文字程度でありながら、そのなかに共感を得るものがあるとよい。そして「驚異」はその中であっても驚きがあると心に残る、そこが面白い。

2.省略を楽しむ
 文字数が少ないので、すべての説明はない。そのないところを想像で保管することが面白いところであり、読み手の思考が正解でありかならずしも読み手と同じになる必要もない。
たしかに俳句「古池や蛙飛び込む水の音」は、起きていることは文字通りだけれど、これを読んでその周りの情景が浮かんだり、わびさびを感じるのはむしろほかの説明がないからこそ。

3.理解しようとしないこと
 文字はただ事象を説明するだけではなく、読むと起きる音、リズムが発生する。こうした文字を起点にして音を楽しむことは音楽を楽しむことと同じでラップとまったく同じ。そのリズムも人が発するのではなく読む人がつくればよいということ。内容に囚われずそこを楽しむ。

なるほど、そう聞くと読み方をわかっていなかったな、と思う。

自分だけかもしれないが、30文字ぐらいの文字を見るとなんとなく5,7,5,7,7の区切りで読んでしまい、これに当てはまらないと読みにくさを感じてしまう。短歌はこれにとらわれていないと思うので、読むときにはモードを切り替えたほうがよさそう。

この間、エッセイ読んだ、万智さんの「サラダ記念日」開き始める。


街歩きがさらに楽しくなるものがあるといいな