小学生の身分制度

4月。

担任によって、2つの
身分制度が作られた。


私か私以外か。(ローランド?笑)

「皆はえりさんみたいにはならないようにしましょうね。」

このように書くとよほどの問題児に思えるが私は書面上ふつうの子だった。

座学3から4 美術と音楽が5 遅刻0 忘れ物は多めだったがもっとひどい子はいた。よく入賞していた。運動神経が悪かった。
親が呼び出されたことはなかった。。。

ほかの女子と違う点は男子のようなガサツさと
はっきりした物言いだろうか。


まず席替えの権利が奪われた

「この子は甘やかされている」、と教卓の真ん前が1年間のわたしの居場所。

音楽の時間はわたしのものまね大会。

わたしのメモ帳は横黒板に展示された。

5年間ピアノをならっていた私は運動会のピアノ伴奏をすることになったのだが 「あなたは絶対に失敗するから」と
辞退させられた。


友達は手のひら返しでいじめるようになった。
特にかかわりがなかったクラスメイトからも無視されるようになった。

今までの担任はかなり心配してくれた。
「家族でなにかあったの?」
「元気なえりさんはどうしちゃったの?わたしににいってね。」

とても嬉しかったが言えるわけがなかった。
担任にいじめられているなんて誰が信じるだろう。


私の心の傷は時を経て

高校時代の不登校と大学中退という形で現れた。

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