題目『くれは』
今宵のTwilloの冒険の題目は『くれは』。
ひらがなだとなんだかわかりませんね。。
「紅葉」を『くれは』と読みました。
「紅葉」は「こうよう」、「もみじ」などと読みますが。。
ワタクシは『くれは』と読みます。その音がいちばん好き。。
今、まさに「紅葉」の季節。
ここからすぐ近く、神宮外苑のイチョウ並木も綺麗なんだろうな。。
今いるここに季節感は。残念ながらありません。。
が。
「紅葉」の季節はいいですよね。。
何食べてもおいしい季節ってこともありますけれど。
やっぱり綺麗なものを、自然から感じるってのは。
なんともいい。。
自然の中に自分の感性を混ぜてもらってるっていう感触が。
なんともいい。。
『くれは』は物語の中の人物の名前なのです。
幼い頃は「呉葉」と書いて『くれは』という名でしたが。。
人生の途中から「紅葉」という漢字で書くようになりました。
綺麗な名前。。
「名は体を表す」と言う通り、美しく才能ある女性だったということです。
きっと。。
バランスがいい、というかセンスのある人だったんだろうな。
ワタクシの妄想の世界では。。そういうことになっております。
この人物がでてくる物語というのは。
信州の鬼無里村(平成の大合併により現在は長野市)に古くから伝わる。。
昔ばなし。というよりは伝説ですね。。
『くれは』はその主人公。
まったくの作り話ではなくて、ある程度の実話が元になっていそうです。。
「紅葉鬼女伝説」または「紅葉貴女伝説」と呼ばれてる物語。
「紅葉鬼女伝説」とされるのが有名ですが、今でも地元の方々は。。
『くれは』のことを「貴女」であったと捉えているみたい。
この物語は「悲劇」。『くれは』目線からの物語だからです。。
古い伝説ですので、いろんな形での伝承がなされていますが。。
ざっくりのストーリーは。
『くれは』は諸事情ありて京の都から落ちて鬼無里村にやってきます。
村人たちは都の洗練された「貴女」に初めて出会う訳です。。
なんて素敵なんでしょう。となります。。
で。
『くれは』は見かけが素敵なだけでなく教養も持ち合わせた女性でした。。
村人たちに文学や、都の文化や、薬草の使い方など。
色んなことを教えてくれます。。まさに「貴女」ですね。
で。。
平和に暮らしていたのですが、やはり『くれは』は都への想いが。
都に戻るための資金を得るために。。
いつしか。
「鬼女」となって旅人たちなどから強奪するようになってしまうのです。。
で。
最期には都からの討伐軍によって『くれは』は「鬼女」として。
退治されちゃいます。。
討伐軍からしたら。
めでたし、めでたし、鬼退治、鬼退治。。
なのでしょうが。
この伝説では。。
優しい「貴女」が最期は「鬼女」として亡くなってしまうという。
「悲劇」となっているというわけです。。
ワタクシはこの舞台となった鬼無里、その隣の戸隠など。。
何度も訪れたことがあり、その度に『くれは』に想いを馳せたものでした。
鬼無里には、東京、西京とか、一条、二条とか、春日、加茂とか。
京の都にちなんだ地名が実際に今でも残っているんですよ。。
だからおそらくある程度は実話なんです。
『くれは』も本当にいたはず。。
田舎ではありますが、とてもいいところ、好きなところ。
そしてこの物語がとても好きなのは、そんないいところの伝説だから。。
そして「紅葉」を『くれは』と読むのが好きなのも。
そんないいところの伝説だから。。
いや。
伝説の中の「貴女」への一方的な想いから、の方が正しいですな。。
そんなことをつらつらと書き綴ってしまった。夜でしたね(ニヤリ)。。。
Twilloでのワタクシのいつもの最後のセリフ。。
「ワタクシは自分では値段を決めていない。のです。。よ。。。」
適当なものを「サポート」のところに入れておいていただければ
幸いです。。。
いつものTwilloでの最後のセリフ。。 「ワタクシは自分では値段を設定していないのですよ。。。」 適当なものをここに置いていただければ。 幸いです。。。