#7 7/Nov/2020 キャンプと自転車とポリシア・アコスターダについて


私の朝は基本的に早くからスタートする。

だいたいAM5:30にはすでに起床しているのだが、理由は、毎週月曜の日本本社との定例やり取りでこの時間である。ボスにもPM8:30という時間を強いているので、私だけがつらいだけではない。

仕事の話以外にも近況などを話し合うのだが、

今週末は熱海にキャンプ行くよ

という言葉を聞き、キャンプ熱が高まりすぎて日本に一時帰国しそうになった。最後に行ったのはちょうど一年前の「ふもとっぱら」だっけ。

その時、テントでボスと一緒に眠っていたのだが、深夜余りにも寒すぎてテントのファスナーを半開きにし、ボスはベルファイアの助手席でヌクヌクと寝ていた。朝の目覚めであんなに腹が立ったのは初めてだった。

今朝は起きて、「今頃、極寒地獄で苦しんでいますように」と無意識に感じた。ただ、ヘルペス持ちなので免疫には気を付けていただきたい。明治生まれの医者嫌いの爺さんよろしく、とにかく医者に行かない人である。

コロンビアではそこら辺の薬局で買える「アシクロビル」という単純ヘルペス用の薬が、日本では処方が必要なため、個人輸入という形式で送っている。その癖超強い軟膏とか塗り薬は平気で市販されている。ここが変だよ、日本の医療行政。


かれこれ一年は日本に帰っていないのであるが、来年の1/31までにルフトハンザの復路日本行きの日程を確定させねばならない。2021/12/31までの期間でどこが良いものか。とりあえずめいっぱいまで延ばそうと思う。帰国が必要になったら別の航空券を買えばいいだけの話なので。


さて、コロンビアでは、年間を通してロードレースの大会がそこかしこで催さている。まぁ、だいたいはBoyaca県で行われるのだが、国際的な大会(ツールドフランス・ジロディタリア・ブエルタエスパーニャなど)と比べて国内大会は結構沿道の状況が緩い。人・イヌ・ネコ・・・飛び出し放題である。

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(今朝放送していたVuelta a Colombia Feminina 2020のゴール付近静止画)

さっそうと通過する愛玩動物。酷すぎる。動画は下記から。


愛玩動物と同じく、彼女たちの行く手を阻むのが、コイツである。

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コロンビアの各市町村の市街地には、自動車が過度にスピードを出さないように「バンク」が至る所にある。別名:「ポリシア・アコスタード(寝っ転がった警官)」である。

「こんなバンクがあったら減速せざるを得ない。まるで交通違反取締の警察官がそこにいるようである」という理由からの単純なネーミングである。下記のようなふざけた写真もある。

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これは各市町村で大きさが全く違うから大変である。セダンタイプの車では全然乗り越えられない酷い作りのものまである。さらに、標識がなく、塗装の剥がれたものは最悪である。さながら日本の冬季のアイスバーンがごとくである。

ポリシア・アコスタードについて深堀りしていくと、建前上、コロンビアではしっかりした法律によって統一様式が厳密に決められている。下記の様式を満たさないものはポリシア・アコスタードに有らず。完全非合法な構築物なので、最寄りの市町村役場へ異議申し立て or Noticias Caracolの「El periodista soy yo」というコーナーに投稿してみよう。このテレビニュースのコーナーに取り上げられると、不思議とすぐ補修されたりするので影響力は大きい。

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下記が 「El periodista soy yo」
地域住民が悲痛な声を上げて補修を頼む様子など、市民目線のコーナーである。


本日はここまでにしておこう。

明日は身になることを書き残したいものである。

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