読書感想文#18 だから日本はズレている

こんばんは、

先週読み切れなかった本の読書感想文を書きます。

今回読んだ本

今回読んだ本はこちらになります。

引き続き、古市憲寿さんが書いた、「だから日本はズレている」です。

あらすじ

この本では、日本の中で発生しているズレに対して述べられています。

・なぜ、日本人はジョブズのような「強いリーダー」を求めるのか?

・なぜ、日本人は「若い力」「イノベーション」に過度に期待するのか?

・なぜ、日本人は就活や学歴を嘲笑うのか?

・なぜ、日本人はSNSで世界が変わると本気で信じているのか?

などといった疑問に対する彼なりの考えが述べられています。

感想

日本人は他人任せである。

自分たちで改革を起こせない。

なぜか?


「強いリーダー」がいないからである。

と結論づける。


学歴や、就活は馬鹿げている、と何もなしていない人が語る。

なぜか?

ネットやテレビを付ければ、学歴や就活に頼らずに成功している人がたくさんいるからである。


何かがあれば、「日本で頑張ろう」「日本として、立ち上がろう」と抽象的でよくわからない言葉を使ってまとまろうとする。

なぜか?

明確に課題を明らかにして、自分たちの手で課題を解決していこうという気持ちがかけているからである。


どうして、こうした思考、行動になってしまうのか?

それは、「頑張る」ことをしなくても、自分の待遇は変わらず、自分が得ている権利は失われないからである。

そういう人々と、本書では「おじさん」と述べている。


日本は、「おじさん」が支配している。

企業や行政、どこに行っても、大した成果をあげることなく、それとなく仕事をこなしているだけで割の良い給与を得ている人々が存在する。

そういう人々は、課題を解決しても、しなくても、自分の置かれている状況は変わらない。

だから、何もしない。


何もしない自分を正当化するために、他者に期待する。


若者よ、がんばれ。

日本よ、がんばれ。


そういって、自分のことは棚に上げている。

そうした人で日本はあふれている。


何を隠そう、僕もその一人である。

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