10分日記 #69 新型感染症感染予防アプリから気づく、ユーザーの思考
こんにちは、
isukです。
今日の記事
今日の記事は、新型感染症の感染拡大を防ぐためにデータ技術を用いる際、個人を特定されないための技術としてBluetoothが利用されることが増えている、という内容でした。
アプリをダウンロードした個人に個別の認識番号を与え、その人に近づいた人にログを残し、後日その人の感染が判明した際には「濃厚接触者」を特定できる、という仕様になっています。
ただ、先行して利用が始まったシンガポールでは利用が広まらずに感染が拡大してしまっているという事態も発生しており、幅広く普及することが大きな課題となっているようです。
WHY(なぜこの記事を選んだのか)
以下の3つの理由からこの記事を取り上げました。
・Bluetoothの可能性は無限大だとこれまでも感じていたこと
・世界各国で協力するような仕組みが取られていること。
・全員が使用すれば有益なものであったとしても、なかなか利用が広まらないという現実問題が存在しているということ。
HOW(この記事から得られる学びは何か)
人はメリットよりもリスクの方が大きく見えてしまう
ということを如実に表している内容だと感じました。
今回のアプリケーションのメリットとデメリットをまとめると以下のように整理できると思います。
<メリット>
・自分が新型感染症を発症した人の濃厚接触者であるか否かがわかる
・自分が新型感染症を発症した場合、誰が濃厚接触者であるかがわかる
<デメリット>
・自分が新型感染症を発症したことが不特定多数の人に広まってしまう。
・(自分の個人情報が脅かされる、と思い込んでしまう)
普通に考えた場合、いわゆる公共の福祉や、ありもしないですが「日本国民のため」を思えばメリットしかないような行動だと思います。
しかし、ミクロ的に、個人個人の生活にフォーカスして考えれば、
「自分が感染症に感染した事実」
が不利に働いてしまうことを心配する人は多いのではないでしょうか?
体調が優れなくても薬などで症状を抑え、なんとか予定をこなそうとすることが、
普通というか、推奨されている日本においてはデメリットの影響がより大きく働いてしまうかもしれません。
ですので、やはり利用者のメリットをより大きくしたようなサービス、プロダクトの開発が一般ユーザーを広く獲得するために必要最低限なことだということが今回の記事から再認識できると思います。
今日はこの辺で。
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