強制セッション
2020年12月18日
Ailiph Doepa 「年末だヨ!強制セッションGIG」
in 渋谷CYCLONE
一部に参戦してきた!
帰宅後、手洗いうがいのちすぐPCに書き留める今日この頃。首がすわってないのでマフラーを巻きながらタイピング✌️
これが幸せの痛みかな、、、。そんな感じでライブレポ!
本当はAiliph Doepaそのものについてnoteを書きたかったから少しだけAiliph Doepaへの想いを語らせろい。
Ailiph Doepaに出会ったのは2018年のDEAD POP FESTiVALだった。だが、ガッツリと聴き始めたのは2019年の夏頃。2018年のデッポ当時、私は彼らのことを全く知らなかったし、オープニングアクトを務める彼らのステージを遠くからぼんやり眺めながら友達とタマゴサンドを食べていた。盛り上がってるな〜と思いながら特にノリノリで楽しむ様子はなく、デッポ終演後も振り返って聴くことはしなかった。
そんな感じで月日は流れていき、ある時YouTubeで音数多い系(?)の音楽を聴き漁っていたらオススメでAiliph DoepaのMVが流れてきた。確か「Machu Picchu」だったと思う。
そもそも音数多い系の音楽を漁っていたのも、なんとなく思い立って「デッポ出演陣とは違ったデスボマシマシの音楽聴いてみたいなあ」と思って漁っていたわけで、普段からラウド寄りメタル寄りの音楽を聴いているわけではなかった。そんな音楽趣向だったため初めて「Machu Picchu」を聴いた時は衝撃的だった。一言「なにこれ!?」と思った。Ailiph DoepaのMVのコメント欄あるあるなのだが、「こりゃ売れねえ」とか「インフルの時に見るやつ」みたいなコメントがものすごく多い。(笑)私も序盤のバッキバキのデスボで釘付けになったかと思えば転調してマチュピチュブレイクダウン。からの異世界ミュージック。(←なんて言語化すればいいかわからない。)聴き終わった後、変な音楽だと切り捨てるのではなくむしろ興味の扉がガバッと開いて他の楽曲も聴き漁るようになった。
誇張表現抜きに2019年一番聴いた音楽はAiliph Doepaの音楽といってもいい。夏以降毎日飽きもせずに聴きまくって聴くたびにスルメソングのようなAiliph Doepaの音楽に夢中になっていった。
と、まあ止まらなくなるからここまでにしておこう。
Ailiph Doepaについて本当はもっと語りたいけどそれはまた別枠のnoteに書いていこうね。泣
Ailiph Doepa(以下ドーパ)のライブは3月14日のツアー以来9ヶ月ぶりだった。今日のライブ以前にも、このご時世下で彼らなりに奇抜で魅力的なライブを企画してくれていたのだが、私なりに判断した結果参戦には至らなかった。だがもう我慢の限界で「ドーパの音楽に叩き潰されたい!」というきもい欲で今日のライブに足を運んだ。
今日のライブは企画名の通り「強制セッション」を行うもの。最初告知を目にした時「?」が浮かんだし、概要には「楽器の配布を行うからみんなで楽しくセッションしよう♪」みたいなことが書かれていた。、、、、、不安。私なりに今日まで「強制セッション」について考えていた。どんな楽器が渡されるのか、楽器を鳴らす際メンバーの指示があるのか、観客側が楽器を鳴らす際個人に注目が向くような演出はあるのか、などなど。久しぶりにドーパの音楽を浴びれることにワクワクしながらも、場合によっては挙動不審な私のセッションで場が盛り下がるようなことがあったらどうしよう、、、とインキャなりに不安も渦巻いていた。でもやっぱり渋谷に向かう電車の最中は高揚感に満ちていた。
会場に着いてまずは見慣れたサイクロンの看板を撮った。
ライブハウスは本当に苦しい状況下にいると思う。全部が当たり前じゃない中で、在り続けてくれることに従業員の方々や支援者の方々に心から感謝したい。今日のライブの開催、それからサポートしていただきありがとうございます。
キャパ50人の中で私の整理番号は22番だった。受付でドリンク代を払うと今日の目玉アイテム、楽器を貰った。
スポーツの応援の時に使うようなやつ。簡易な楽器に少しホッとした。
床を見ると等間隔にシールが貼られていた。
顔をあげてステージに目をやると、騒動前にサイクロンで行われたドーパのライブのお客さんの熱狂ぶりを思い出してスカスカにせざるを得ない今の状況に少し悲しくなった。
開演待機中の時に印象的だったのはお客さん同士の身内感の強さ!
これはかなり前々から思っていたけど、最前なんてみんなお友達のようなもんだし、フロアを動き回って楽しくおしゃべりしているお客さんたちが羨ましく思えた。いいなあ私もドーパの現場友達欲しいなあと思いながらなんとなく後ろを向いたら、女の人がミニギターをポロポロ鳴らしていた。鳴らす手をやめないので、その姿に少しほっこりした。尚、話しかける勇気は持ち合わせていない!滝涙
照明が落ちていよいよ開演!
聴きなれたSEでメンバーが登場する。もちろん歓声はダメなので楽器をパフパフと叩く。ドーパのSEってディズニー感があるんだけど、そのSEからガラッとクソデカ音で一斉に楽器をジャーーーーン!!!!って鳴らすあの瞬間本当に好きなんですよね。世にも恐ろしいドーパのライブが始まるぞ!って感じで。(?)
一曲目は「Mars」。
ゴイルさんの声と共に畳み掛けるようなドラムとギターとそれからそれから、、うっ言葉にできない、、、。ドーパの音楽の大きな特徴とも言えるような激しい転調が何度も何度もあって一発目から脳汁ドパアさせてくれるようなMarsはライブスタートには最高の曲だ、、!
続く「Mashed Potatoes」。
この曲の時に私の楽器がコレでよかったなあとつくづく感じた。手拍子したい場面で手を患うことなく叩くことができるから。この曲には何かとお世話になっていると思う。勝手に自分のその時のモヤモヤやイライラする対象物を重ねて発散して抹消してきた。厨二っぽい文だな。まあ、今回でいうとこのご時世そのものに対して中指を立てたかった。私は小さい人間だから未だに「クソ!!!!!◯国のせいで何もかもめちゃくちゃだ!!!!!」と思っています。ファッキンイヤー。
そのまま続いて「Galactic Kamadouma」。
この曲のボーカル入り前の瞬間凄い好きなんだ、、。床抜けろ!ってくらいダッ!となっちゃう。伝わらなくてもいい、曲を聴いて察してくれ。
MC挟んで4曲目「Scary Night」。
実を言うと2018年のデッポの時にこの曲だけなんとなく頭に残っていたので後々聴いた時に「あれ?聴いたことあるかも」となった。初見でも印象に残りやすい楽曲なんじゃないかなと思う。ドーパの中でもダンス曲と言えるこの曲は本当に楽しい。踊りながらも頭振ってフラフラになりながら聴いていた。というかこの時点で首回りに異変が起きていた。我にかえって編集途中の締め切り間近の映像作品のことを思い出し、この時から少しセーブし出した。久しぶりにガンガン頭を振ったので首がお釈迦になるのが早い。泣
5曲目の「Lemon」の後、ゴイルさんがお客さんのノリを見て「てめえらドーパの曲聴いたことあんのか!?聴いてなくてノレねえのか、聴いててもノレねえのかどっちなんだ!?」と言っていた。Lemonってやっぱり高度な曲だよなあって謎の関心をしていたら、本人曰く「ノリやすい曲やります」ということで6曲目「Spring March」。古くからドーパを知る人たちにとっては湧き上がる様子が見えた気がした。頭空っぽにして「ぴょ〜んぴょん、ぴょ〜んぴょん、ウサギちゃんだよ♪」といえば気分はso happy。
8曲目9曲目と16日にリリースされたばかりのアルバムから新曲が続く。
9曲目の「My right hand thumb is a Kraken」を終えた時にゴイルさんが「ムッズーーーーー!」みたいなこと言っていた。そんな様子を微塵も感じさせない演奏技術の高さがドーパの魅力の一つだと思う。特にこの新曲を改めてライブで聴くと歌唱力の高さに「流石」としか言いようが無い。私も聴いたのはまだ数回程度だけどスルメ曲だなと思う。なんか知らんが、明日も明後日も聴くのは分かっている。純粋にこの曲格好良くてタイプです。
ラストは「Machu Picchu」。
確かMachu Picchuの前にゴイルさんが「2部も行くよって人いる?」という問いに少なくとも私の視界のほとんどの人の手が上がった。その時ハッとした。1部と2部どっちにしようかなと迷うのではなく、どっちも買うという選択が思いつかなかったので、2部もこの場に立っていられる人たちが凄い羨ましかった。まあ私が買わなかった2部のチケットはもしかしたら初見の人の分になったかもしれないしそう思えば心は軽い!と強がって自分を慰めました。
ドーパの名刺代りとも言えるMachu Picchuはライブでは定番曲となりつつある。この曲で最後だ、、!と心のどこかで寂しさを感じながら頭振って楽器叩いてメロイックサインを掲げた。曲終盤の「チュピチュピ、、」のところで以前ゴイルさんの周りで出来たサークルでアホの子みたいに走ったことを思い出して胸がウッとなった。制限が増えたライブかもしれないけど、隅から隅まで楽しませてもらって、益々元のライブが実現することが待ち遠しくなった。
アンコールを期待して待ったがこの後2部も控えているのでそれは叶わなかった。ステージ前に降りてきたスクリーンで恒例の告知タイム来るか!?と思っていたら「告知は特にありません」とのこと。だが、この後に続く言葉が良かった。「みんな健康で、良い一年を。また会いましょう」みたいなことだった気がする。良かったなあと思う割に記憶が微かなのがなんとも申し訳ない。
今回のライブの全体的な感想は「本当に来て良かった。」ということ。これに尽きる。重たく叩きつけられるようなサウンドに自分が自分じゃ無くなるような興奮で満たされる瞬間はライブでしか味わえないと思っているし、何よりも生のパフォーマンスは本当に活力をもらえる。声を出してコールアンドレスポンスができなくてもメンバーの「うんうん」といった表情やリアクションで会場が一体となっているフロアは熱狂的だった。正直歌詞見ても何いってるかわからない曲だってあるけど、本能的に楽しいと思うからドーパのライブは最高だったと締めくくれる。
楽器はライブ後半になるにつれてペンライトみたいな振り方に至ってしまった。(笑)ペンラをほとんど扱ったことがない人間だからペンラ未熟児見たな楽器さばきになりました。そして、8曲目の「Traffic jam」では交通整備棒に一番近いアイテムだったと勝手に感じております。最前の女の人が小さいペンラみたいなものを持っていた気がするけど、この曲がライブに仲間入りしたことで交通整備棒の代打アイテム見たいなものが増えても面白そうと思った。途中、「幸せなら手を叩こう」のメロディにお客さんのみで楽器を演奏させられる瞬間があったこともあり、ただ歓声代りに楽器が投入されただけではなく、こういう些細な演目も挟まれててドーパらしい面白企画に本当に笑顔がぐちゃりしっぱなしだった。
そしてお客さんの民度の良さが光る、、、。スクリーンから映像が流れる時は当たり前のように前からしゃがんで行くし、私自身も入場待機の時に整理番号の関係で横から列に入れてもらった時、前の人が「全然どうぞ!」と爽やかに言ってくれたときは有難やと思うばかりだった。初めてドーパのライブに行った時なんて楽曲の雰囲気から「怖い人たちばっかりだったらどうしよう、、」と思っていたこともあったけど、そんなことはなく、根強く愛されるドーパはお客さんも素敵な人たちばっかりです。
ところで2部のセトリを見たけど、一番好きと言っても過言ではないくらい大好きな「Totem Pole」やってるじゃないの!!!!く〜〜〜!やってくれたなあ!最後のど締めにこの曲をやった瞬間を思うと本当にうらやま!!
次はいつドーパのライブに行けるのかわからないけど、その「いつか」まで新曲たちをヘビロテしまくってまた楽しく暴れられることを本当に願う。
ドーパ、本当に最高でした!興味の底が尽きないドーパは生きる糧です!強制セッションライブ、ありがとうございました!
セトリ
-1部-
1・Mars
2・Mashed Potatoes
3・Galactic Kamadouma
4・Scary Night
5・Lemon
6・Spring March
7・Night safari
8・Traffic jam
9・My right hand thumb is a Kraken
10・Machu Picchu
-2部-
1・Tyrant
2・Naughty Daddy
3・Sparkling Pussy
4・Machu Picchu
5・Melt Bitch
6・Clean Gas
7・Arsequake
8・Traffic jam
9・My right hand thumb is a Kraken
10・Totem Pole
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