名称未設定19

"ハスラーズ"観たよ。

オープニングが、ジャネット・ジャクソンの「Control」(1986年)から始まる!!
女性のエンパワーメントを代表するような音楽で、このお話はリーマンショックをどう生きたかを表しているストーリーだよと音楽だけで、教えてくれる。

そして、作品中に幾度も流れるジャネットの楽曲。
ジャネットが80年代から、フェミニズムのトップランナー的にリアルタイムに戦っている一人という、認識を非常に持てる。
アメリカでは、そういう位置づけなんだーと認識できた。

そして、俳優さんで、コンスタンス・ウー、ジェニファー・ロペスのW主演のバディ感の小気味よさとくっついたり疎遠になったり、離れた時間を忘れるぐらいの親密さとその逆に少しの不協和音が生まれる瞬間が、人間模様として丁寧で素敵。

こういう系の映画は見る場所も大切だと思って、新宿歌舞伎町で鑑賞。

人間的に友情というものがわからないので、後ろで観ていた歌舞伎町で働いているようなタイプの女性二人が、「友情で泣けた」と二人で共感していたので、「あー、これ友情ムービー系として観たのか。」と思って、やっぱり色々と違う見方があるなぁ。

ちなみに僕は、「女性のエンパワーメント」と「格差問題」を音楽と映像で見せた中々面白い作品というイメージ。
多分、一昔前だと、弱き女性が、強き男から、金をぶんどってハッピーで終わる映画でも良かったと思うけど、ちゃんと2020年バージョンはハッピーで終わるだけではなく、ちゃんとその先を描いているのも、女性の社会進出を印象づける。

ちなみに、TOHOシネマで見た後、新宿駅に向かう時に、客引きに出会ってもより、お店についていかないよね。
飲食系怖い。。。。

そして、アッシャーのMake it rainがかかっているところが最高の夜っていうシーンで良かった。


アジア系も、ロシア系も、スパニッシュも、色々な人種がきっちりいい味を出しているだけでも最高。

「翔んで埼玉」を観に行くなら、”埼玉”で観るのが流儀のように、この映画も歌舞伎町、すすきの、六本木、梅田とかで観るのがおすすめ系映画。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?