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「スケート・キッチン」は今のNYを観る映画だと思う。ほら、日本でいうと、今の東京を観る映画は「天気の子」のように。

「今のNYっぽい絵を見たい!!」という気持ちだけで、この映画を見るのは凄くいいチョイスだと思う。
または、スケボーに乗っている主観映像がキレイ。

前者は、世の中にあるその時代の街を見る映画として、一見の価値がある点。
後者は、カメラが進化した×このタイプの映画でも使えるぐらい普及した点。


街を見る映画は、古今東西色々とありますが、「ゴッドファーザー」やら、「東京物語」、「地下鉄のザジ」など、NYだ!!東京だ!!、パリだ!!と
映像的資料として、その時の街を見られるだけで満足できるし、その街を、その時代を知れるだけで、すごく嬉しい。

そして、後者の、小さなカメラ×スケボーのアクションは、新しい形の映像手法が手軽にできる可能性上がって、これから楽しみ。
・2000年代前半、小さなカメラが出てきたときにカットバックで、冷蔵庫を開けたとき、冷蔵庫の中にあるカメラとか意味分かんないけど邦画でよくあったり。
・2019年のライオンキングのような、すべて完全CGの消化不良さ(不気味の谷?なのか?そもそも、台本的な無理がみえたのか?これは、これからの課題なんだろうなぁ。)
↑のような2点のような新しい技術と映像の関係は新しい映像体験ができるので個人的に嬉しい。

2019年の映画だけど、2020年の1月半ばに見逃し上映で見れたのは良かった。

多分、シネフィル好みではないと思いますが、スケボー好きで、街をみる映画が好きなら、おすすめ。
構図家には、厳しいかも。

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