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事業成長も技術者としての成長も実感!アドテクエンジニアの業務とやりがいとは?〜/広告ソリューションタスク 鶴貝・安部 インタビュー

2021年4月、株式会社TVerは運用型広告「TVer広告」をリリースし、広告収益を得るためのビジネスモデルを展開しています。

広告主のニーズに合わせた広告配信と、視聴者にとっても快適で安心な広告体験。この2つを両立させるシステムを開発・運用するのが、広告事業本部 広告ソリューションタスクのアドテクエンジニアチームです。

スマートフォン、パソコン、コネクテッドTV、すべてのデバイスで完全視聴率95%以上(※)を誇る広告動画は、どのような開発組織によって運営されているのか。

今回は、アドテクノロジーエンジニア(以下、アドテクエンジニア)の業務内容や仕事の魅力。そして、TVerだからこそ得られる成長機会の豊富さについて、エンジニアの鶴貝と安部に話を聞きました。

※…2020年11-12月クールTVer広告実績

■プロフィール
広告ソリューションタスク:鶴貝 和樹(写真右)
2008年に中小Web企業のエンジニアとしてキャリアをスタート。その後、総合情報サイトの運営企業や観光エンターテイメント事業を展開するスタートアップなど複数社を経験し、フロントエンド/サーバーサイド/インフラ/マネジメントまで幅広い技能を身につけてきた。2022年5月に株式会社TVerへ入社。スクラムマスターとして、広告事業のエンジニアチームを取りまとめる。

広告ソリューションタスク:安部 穂奈美(写真左)
2012年にSI企業へ入社。Webサイトの開発から運用保守を担当後、2016年に音楽配信事業を展開する企業へ転職。2019年には大手エンターテイメント企業にて、ベンダーコントロール業務を中心にキャリアを積み上げてきた。2022年10月に株式会社TVerへ入社。現在は、フロントエンドからサーバーサイドまで幅広く担当。


ビジネス面と技術面、両方にチャレンジできるTVerに魅力を感じた

──まずお二人に、TVerへ入社するまでの経緯をお聞きしたいと思います。

鶴貝:私はエンジニアとして14年のキャリアがあり、これまで5社ほど経験してきました。転職の軸としては技術の追求だけでなく、ビジネス領域を含めた周辺知識のスキルを身につけることに重きを置いてきました。

「これまで携わってこなかった領域はどこだろう?」と考えた時、アドテクエンジニアという仕事があることを知りました。

TVerは月間動画再生数が3億5,000万回を超える、国内最大級の動画プラットフォームです。企業が出稿する広告には、世の中の旬なプロダクトやサービスが反映されている。

つまりTVerに転職すれば、お金やビジネスの流れを垣間見られる可能性があるということです。私にとってそれは大きな魅力で「次のキャリアはTVerのアドテクエンジニアだ」と考え入社しました。

安部:私は「エンジニアはコードを書いてなんぼ」という意識が強くて、新しい技術をキャッチアップできる環境を探していました。

新卒の頃から数えるとエンジニアとして11年ほど働いてきましたが、前職ではベンダーコントロールの業務が中心だったため、技術面で数年のブランクがある状態でした。

スキルアップのために挑戦できる環境は色々あると思います。その中で私がTVerに入りたいと思ったのは、民放公式テレビ配信サービスの「TVer」を提供していたから。

エンタメ業界に元々興味があったのと、広告の挿入システムにも触れたいと考えていたことからTVerの採用面接を受けました。

その時の面接官のひとりが、鶴貝さんだったんですよね。

──そうだったんですね! 鶴貝さん、その時のこと覚えていますか?

鶴貝:もちろん覚えていますよ。本人はコードを書いていない期間があることを心配していましたが、私としてはまったく気にならなかったんですよね。

ベンダーコントロールの業務とはいえ、技術寄りの立場で関わっていたこともあり、本人が言うほどのブランクは感じませんでした。

むしろ、冷静にものごとを分析して話す様子を見て、ぜひ一緒に働きたいと思ったのを覚えています。今では、フロントエンドからサーバーサイドまで幅広く対応してくれる頼もしい存在です。

幅広い業務を担う、TVerのアドテクエンジニアの仕事

──広告ソリューションタスクの概要について教えてください。

鶴貝:開発チームは正社員5名、業務委託や外部パートナーを含めて合計12名ほどのエンジニアで構成されています。

私がスクラムマスターとして立ち回ってはいるものの、あくまで小規模な組織です。全体としての方向性は共有しつつ、フラットな立場で仕事を進めるようにしています。

アドテクの業務内容については、下記の図が一目でわかりやすいと思います。

鶴貝:エンジニアが開発・運用・保守をするのは「①受注発注管理システム」「②広告配信サーバ(内製化)」「③広告配信設定/レポート出力システム」「④データハウス(バッチ処理/機械学習)」の4つです

簡単に説明すると、①は広告会社がTVerに広告を出す際に使用するシステムです。受注サイドで広告内容を確認し、承認されればTVerの運用担当者が広告配信サーバを通してユーザーに届くように配信します。

配信された広告のデータは④に蓄積され、それを元に③で配信結果のレポートを出力しています。

①②③ではAPIサーバ等をAWSで、④のデータハウスは大規模なデータを安全に処理するためにGCPのBigQueryで管理しています。

こうして見ると、広告ソリューションタスクのエンジニア業務は、フロントエンドからサーバーサイド、インフラまで幅広いことがわかると思います。

──プロジェクトには、どのようなものがあるのでしょうか?

安部:アドテクの開発チーム自体がまだ2、3年しか経っていない新しいチームということもあり、新規開発がまだまだ多いのが現状です。

今のところ、1年前に運用をスタートした受注発注管理システムがもっとも長いプロジェクトとなっています。私が入社した直後にリプレイス案件としてプロジェクトが立ち上がり、改善の取り組みは今も続いているんです。

──定常業務としては、どのようなものが多いですか?

安部:基本的にはスクラムマスターの鶴貝さんが大枠のタスクをチケットとして割り振るので、それを確実にこなすことが私の仕事です。しかし、完全に受け身の姿勢なわけではありません。1つのタスクに対して解決策をABCと複数パターンを用意して、自分の見解を含めて提案するようにしています。

ただ、たまに粒度の粗いチケットもありまして。この前は「特定のアプリでCI(Continuous Integration)を導入したいです」とだけ書かれていました。手元に今、そのような感じのチケットが4つぐらいあります。

鶴貝:(笑)。粒が大きいものは、実際は稀ですね。一般的に導入したほうがいいよねと思えるものは背景に触れないこともありますが、それ以外はきちんと目的などもお伝えしているので、TVerへの入社を検討されている方はぜひ安心してください!

エンジニアが新たな技術をキャッチアップするには、最高の環境

──アドテクエンジニアの仕事のやりがいについても教えてください。

鶴貝:私は入社動機でお伝えしたように、ビジネス的な側面にも触れられることがアドテクエンジニアとしてのやりがいに繋がっています。TVerほどの規模であれば、世の中のさまざまな広告に触れられますし、蓄積されるデータやリクエストの量も多い。

これらのデータを使って広告をどうパーソナライズ(最適化)するか、視聴率やクリック率を上げるためにシステムへどう落とし込むか。そういったことを考えながら、チームのKPIである売上に貢献することが醍醐味だと感じます。

広告枠を増やせば、単純に売上が伸びるわけではありませんよね。むしろ、ユーザーの広告体験が悪くなることで売上が下がってしまうかもしれない。UI/UXなども考慮しながら、エンジニアとして工夫できることを探すようにしていて、それがとにかくおもしろいんです。

安部:アドテクとは直接関係ないのですが、私の場合は「短い期間で多くの開発言語に触れられること」が一番のモチベーションになりました。

安部:フロントエンドではVue.jsを使っていますが、私はもともと使ったことがありませんでした。それが今では基本を身につけるところからキャッチアップし、十分に使いこなせるほどになりました。

広告ソリューションタスクでは、ほかにも多様な開発言語を扱っています。私の場合、上記の図の中にあるGolangとTerraform以外はすべて触ることができました。それも10ヶ月という短い期間でです。

私は「新しい技術をキャッチアップしたい」という目的を持ってTVerに入社し、それが現時点でかなり叶っていると思います。今後もさらに技術を磨いていくつもりです。

開発チームの採用強化中!一緒に組織づくりができる方をお待ちしています!

──最後に、候補者の皆さまへメッセージをお願いします。

安部:私は、適宜情報を共有しながら、チームでものづくりをする感覚がある方と一緒に働けたら嬉しいなと思います。

人間なので誰でも体調の変化で休むこともあると思いますし、突発的な用事で仕事を抜けることもあるはずです。そのような時に、タスクをひとりで抱え込まずにいることは、本人にとってもチームにとってもメリットが大きいと思います。

鶴貝:私は、エンジニア組織を一緒に作ってくれる方にぜひ来てほしいですね。私が入社した当時は、広告ソリューションタスクの社員もまだ2名しかいない状態でしたが、この1年で業務委託も合わせて10名以上の規模になりました。

現在も採用活動には力を入れているので、今後20名、30名と増えるはずです。その時に、適切な組織運営ができる状態にしておきたいんですよね。
今の規模感では自分のやりやすさを優先してチームを運営しているものの、規模が拡大していくとそうもいきません。

キャリアパスの設計や人事評価の制度もこれから整備するタイミングなので、知見のある方はぜひTVerに来てもらえると嬉しいです!


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取材協力:CASTER BIZ recruiting


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