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【TVデータ:読了1分】24年ワールドシリーズをテレビで一番見ていたのは沖縄、あの人達

大谷翔平選手・山本由伸選手が所属するドジャース 対ヤンキースのメジャーリーグワールドシリーズは、2024年10月26日の開幕戦から10月31日の第5戦まで行われました。地上波ではフジテレビ系列、衛生波ではNHKBSが全試合を生中継しました。

ワールドシリーズ中継を一番見ていたのは沖縄県

フジテレビ系列5試合の平均ライブ率  都道府県ベスト10

フジテレビ系列で放送された5試合平均のレグザライブ率を都道府県で比較すると、14.8%の沖縄が1位。2位とは約1.5倍の差があり、突出して沖縄が高かったと言ってよい数字です。
ここで、「野球中継のトップが沖縄?」「沖縄って野球が盛んだったけ?」「大谷選手は東北だし・・」という疑問が湧いてきます。
この点をもう一つのデータから探ってみます。

沖縄のアメリカ軍施設周辺の人達が見ていた

5試合平均のレグザライブ率  市区町村ランキング(100台以上のテレビがある市区町村)
沖縄県公式ホームページより
https://www.pref.okinawa.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/024/837/p09.pdf

沖縄県の視聴を市区町村まで細かく見ていくと、北中城村・宜野湾市・浦添市・うるま市といった「米軍基地所在の市区町村」とその周辺でよく見られていたことがわかります。
沖縄県で米軍に従事する人たちやその家族が試合中継を見ていたことが、沖縄が1位となった要因と考えて良さそうなデータが出てきました。

市区町村(軍施設):レグザライブ率順位
・北中城村(キャンプ瑞慶覧):2位
・宜野湾市(普天間飛行場): 5位
・浦添市(牧港補給地区): 8位
・うるま市(キャンプ・コートニー): 9位

最後に

一般的な視聴調査では、調査サンプル数の問題で都道府県単位までの検証が限界ですが、レグザデータは市区町村単位まで検証できる規模があるため、今回のような疑問解消のヒントとなるデータを見つけることができました。


※用語定義など

  • ライブ率:番組がリアルタイムで視聴された時間の割合 (≒ 視聴率)

  • 調査対象機器:全国約400万台のインターネット接続されたテレビ(レグザ)のうち視聴データの利用を許諾された機器

  • その他はこちらをご覧ください。
    「レグザデータの基礎知識」
    https://note.com/regza_mirucolle/n/n6df4602c6208


レグザテレビ視聴データ分析サービス

https://www.regza.com/tvdata

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