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私にとっての2022年&2022年の1番〇〇なこと【藤田菜七子 2022年12月号 連載】

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2022年の競馬も残すところあとわずかとなった12月18日の競馬…阪神競馬場で行われたGⅠ朝日杯フューチュリティステークスで、同期のリュウセイ(坂井瑠星)が、またまた、大きな仕事をやってのけました。
リュウセイが騎乗したのは、1番人気に推されたドルチェモアです。
「私だったらどう乗るだろう?」
「どの位置で競馬を進め、どこでGOサインを出すだろう?」
そんなことを考えながら中山競馬場のモニターを見つめていましたが、1枠2番からポンと飛び出すと、無理することなくすっと3番手を確保。前半800mの通過タイムが45秒7という早いタイムでレースが流れる中、馬のリズムを崩さないように気を配りながら乗り、直線を向いてGOサイン!
リュウセイの騎乗もこれ以上ないというほど上手かったし、馬もそのリュウセイの想いに応えて走っているように感じました。
ゴール手前で、後ろから追い込んできた馬に迫られたときは、ハラハラ、ドキドキで。最初はジョッキーのひとりとしてレースを見ていたのに、最後は同期のひとりとして、リュウセイの応援団のようになっていたような気がします。
レース後すぐに、同期のグループLINEで、「おめでとう」という5文字を送ると、翌日、「ありがとう」という同じく5文字の返信がありました(笑)。
今年は、キワム(荻野極)も、GⅠジョッキーの仲間入り(スプリンターズステークス)を果たし、同期として、たくさんの刺激をもらいました。2人が勝ったシーンは、眩しいくらいかっこよかったです。
比べることに意味はありませんが、その2人に比べると、2022年、私の成績は決して満足できるものではありませんでした。でも、目に見える数字と、自分の中の充実感とは、まるで真逆で。
何かを変えなきゃいけない。私自身が変わらなきゃいけない――。
覚悟と信念を持って過ごしてきたこの一年は、私にとっては大きな意味があったし、充実した一年でした。たくさんの方のサポートをいただき、いろんなことを教えていただいたことは、これからの私にとって大きな糧になることは間違いありません。
競馬で大切なのは結果を残すこと。その結果を残すことができなかったので、“いい一年だった”と胸を張ることは出来ませんが、3年後、5年後の私が振り返ったとき、“2022年が私のターニングポイントだった”と言えるようになると思うし、そうしなければいけないと思っています。
種を蒔いて、少しずつ育て、いつか大きな花が咲かせられるように全力で頑張ります!

もちろん、私も負けてはいられません。大晦日は、調教を終えたらお掃除をして、夜はNHKの『紅白歌合戦』を見ながらぼーっと時間を過ごし、元日は実家に帰っておせち料理を味わおうかなと思っています。でも、正月休みはそこまで。2日の早朝には2023年の競馬が始まります。
12月25、26、28日の競馬で、まず1勝! そこで弾みをつけて、次は2勝目。インスタグラムでたくさん勝利の報告ができるように、藤田菜七子は2023年も全力騎乗で頑張ります!

毎回、私のコラムを楽しみにしていてくださるみなさんへ、感謝の気持ちを込めて。2022の締めくくりは、藤田菜七子の年イチ…今年1番だったと思うことを挙げて見ました。

1 今年一番、うれしかったこと

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