新生党結成に渡鬼・愛ちゃんの中学受験！「1993年7月10日号」【TV Bros.アーカイブ　発掘！ブロス探偵団】

“愛ある突っ込み”をモットーに、1987年の創刊以来、長きにわたりテレビに物申してきたTV Bros.。その中でも特に歯に衣着せぬ物言いで、テレビのさまざまな事象に突っ込みを入れてきたのが「ブロス探偵団」だ。取り上げてきたネタは、その時代を象徴する人・もの・コトがずらり。往時を懐かしみ、その時代に想いを馳せれば、きっと今のテレビがもっと楽しめるはず。
アーカイブ企画第1回は、創刊6周年記念号となったTV Bros.1993年7月10日号の「ブロス探偵団」をどうぞ。

※主に番組表のNHK教育（現・NHK Eテレ）最下段を座席に、テレビや芸能ネタをいじり続けたブロス探偵団

TV Bros.1993年7月10日号：概要

★テレビブロス創刊6周年記念号。特別定価190円。全144ページ。巻頭特集は「帰ってきた電気GROOVEのファイナル・エクスタシー　番外編」。「THE天久聖一withギ・おならすいこみ隊によるCD『モテたくて…』制作ドキュメント」など。CD「モテたくて…」は限定100枚で読者プレゼントされた。
★新連載コラムとして、堀井憲一郎「堀井博士評論家を評す。言うことナスです」、椎名基樹・天久聖一「母シャチ譲りの電波投げ」（題字／大事MANブラザーズバンド）がスタート。
★創刊6周年特別企画としてセンターに色紙を使用して特別付録風に「ブロス探偵団SPECIAL」を全16ページ掲載。「ブロス探偵団員になるための必須5ヶ条」（イラスト・友沢ミミヨ）、「探偵団員ふくめん座談会」（イラスト・おおひなたごう）、1987年7月の創刊号から1992年号までをカウントした「探偵団最多登場者は誰だ？」、「ブロス探偵団傑作選」、「ブロス探偵団を読むためのボキャブラ大辞典」などを収録。
★この時期放送中の主な番組『マジカル頭脳パワー!!』『ドラマ・ポケベルが鳴らなくて』『天才・たけしの元気が出るテレビ!』『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』『EXテレビ』（日本テレビ）、『逸見のその時何が！』『ドラマ・誰にも言えない』『もぎたて！バナナ大使』（TBS）、『ねるとん紅鯨団』『夢がMORIMORI』『ダウンタウンのごっつええ感じ』『新伍＆紳助のあぶない話』（フジテレビ）、『TVタックル』『トゥナイト』『さんまのナンでもダービー』『カーグラTV』（テレビ朝日）、『クイズ！タモリの音楽は世界だ』『ギルガメッシュないと』『浅草橋ヤング洋品店』『モグラネグラ』（テレビ東京）、『連続テレビ小説・ええにょぼ』（NHK総合）など。

発掘！ブロス探偵団
1993年7月10日号

1993年7月10日（土）
かとうれいこの次は中西圭三でした

アデランスでかとうれいこ、エアコンで細川ふみえと、何故か巨乳娘とのコンビでCMに出ているルー大柴だが、6月16日のテレフォンショッキングで翌日指名したのが細川ふみえ。その細川ふみえがかとうれいこを呼んだ。ここでかとうがルー大柴を呼んだらどうなるのだと、一瞬余計な心配をしたが違った。よかった。

1993年7月11日（日）
泣かされるこぶ平、も立派な芸になってきた

『トミーズのきばらなアカン』に萬田久子の母が電話で出たが、これがまた、よう喋る喋る、典型的な大阪のおかんだった。トミーズの雅は、また、こういう大阪のおかんに理屈抜きで好かれるのだ。翌週、雅と健はこぶ平をいつも通り泣かしていたが、ああいう行為がまた大阪のおかんの共感を得るのだと思う。がんばれこぶ平。

1993年7月12日（月）
隣で笑う和田俊氏の故小林氏的雰囲気も買い

新生党誕生の日の『ニュースステーション』。注目が高かったと思うが、久米宏も反省したようにずいぶんトチリが多かった。なかでも最初の悦ちゃんのミス、偶然「ちょっとぉ、違うじゃないですか」という感じで久米宏を叩くしぐさが映し出されていて、これがよかった。ああいうところにオヤジはイカれるのだと思う。

1993年7月13日（火）
抜き過ぎはやっぱまずいっすよ

今更かもしれないけれど、山瀬まみの眉が怖いと思う。何が彼女にあそこまでさせたのか。いわゆるスーパーモデル眉なんだけど、丸顔には似合わないっつうか…。日焼けしてるんだけど、健康的というよりいまいち不幸顔に見えてしまうし。一刻も早く、眉をのばしてかつての陽気な雰囲気を取り戻してほしいものだ。

1993年7月14日（水）
たこ八郎の果たせなかった金粉の夢を叶えた男

たこ八郎が９年前に挑戦したのが体中に金粉を塗って５キロを完走するというもの。たこは惜しくも完走できないまま他界。それを『浅ヤン』でヒロミチ・ナカノが継ぐとは。大好きなキョン²のサポートもなく見事に５キロを走り抜いたナカノをここまでさせたのはやはりたこの霊か？　オファーしたあき竹城ではあるまい。

1993年7月15日（木）
5年たつと父も田村正和から角野卓造になる

『渡る世間は鬼ばかり』で泉ピン子の娘の愛役の吉村涼。私立中学に行くかどうかで大問題になっているが、小学6年生にしては随分大きくないか。5年前の『パパは年中苦労する』でも田村正和の長女役で、たしか妹が2人いる役だったはずだ。それに、あのころの方がずっと可愛いかった気がするが、これは子役の宿命か。

1993年7月16日（金）
いよいよ白髪が目立ってきた萩原を褒める

NHK『ナイトジャーナル』に萩原健太が出る日は見逃せない。この前は「スナッキーで踊ろう」「三味線クンパルシータ」等の訳の分からないB級歌謡曲を躍起になってかけまくってた。NHKで。『イカ天』時代は良識的な発言がハナについた萩原だが、この番組における彼は最高。思わず受信料が安いと思ったぞ。

1993年7月17日（土）
逆エステ

最近『スーパージョッキー』では、飯島直子ら巨乳美女が熱湯ブロに入るのがウリになっちゃってるんだけど、これナイスバデー維持の為には一番悪いんだよね。バストケアの権威クラランスさんも「熱すぎるお風呂に入るとバストがしぼみます」と注意している。DカップがBカップになっちゃったら商売あがったりでしょうに。

1993年7月18日（日）
千昌夫にあやかったか？　吉幾三

冷たい風が吹きぬける歌謡界に大判ぶるまいを見せるのが『歌謡びんびんハウス』だ。吹き矢で落としただけ賞金がもらえるコーナーでは演歌勢ががぜん本気を出す。特に吉幾三、10万を打ち落とし「これで借金を返せる」とまで言う始末。エンドル（演歌界のアイドル）が誕生した今でも貧しさと親近感が売りとはトホホだ。

1993年7月19日（月）
ミヤコ蝶々、病気全快でつっ走る

病気から全快して『ザ・ワイド』大阪版に出ているミヤコ蝶々がわがまま放題である。円広志に向かって「ええ人か悪い人か、ようわからへん」と言ってみたり、他のコメンテーターに向かって「しゃべれ」と命令したと思ったら、「しゃべらへんでよかった」といってみたり。年寄りのわがままは本当にタチが悪いと思った。

1993年7月20日（火）
触れたい触れたい触れたい触れたい触れたい

かとうれいこが出てるアデランスのCM（向こうの方でルー大柴が叫んでるヤツね）で、椅子にもたれている男性の身体がかとうの胸に一瞬触れてしまうのを注目している男性諸氏が多いと聞く。巨乳ブームの中でちょっとカスミつつあったかとう。この「サブリミナルＨ広告」で久々にキミの下半身を直撃だ！

1993年7月21日（水）
ソロデビューが決定した小沢クンです

「房総ビューエキスプレス」のＣＭで小泉今日子に見とれてたら、何と、元フリッパーズ・ギターの小沢健二も出てた。裏情報によれば、流れる歌＆ギターも彼によるものらしい。「ウーノ」の小山田クンに続いて、パーフリ・ファン感涙にむせぶの巻だが、それにしても、渡辺満里奈とはどうなったんだろう？

1993年7月22日（木）
ポスト「ピロピロ飲み」は「メジャー飲み」

君は「メジャー飲み」を知っているか？　ＵＣＣ「メジャー」のＣＭで口から缶を離して、いかにも「流し込む」って感じで飲むシーンがあるが、アレでイッキするのが高田馬場辺りでブームの様。クイーン「伝説のチャンピオン」を歌いながらの「メジャー飲み」をやるのが昨今の飲み会トレンドだ！（と、ＤＩＭＥっぽく）

1993年7月23日（金）
ハイシーAも遠い昔…

ちゃんとちゃんとの味の素シリーズの最新CMは焼きおにぎりなんだけど、その牧瀬里穂が凄い。焼きおにぎりにかけたのか、すっごい日焼け。しかも本当に焼くわけないからドーランの厚塗り。その上牧瀬は最近とみにおデコが後退して頬がコケているので眼光がギラギラ。これでまた松ちゃんに何やかや言われるのは必至。

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※アーカイブ特集は不定期更新です