商標に関する記事を書くことにした理由

こんにちは、栗花落しおん改め、商標弁理士Nです。

今日は、当noteのリニューアルに伴い、なぜ「商標に関する記事」をメインで書いていく方針にしたかという理由を述べたいと思います。

実は、私は(ユーザー名のとおり)「弁理士」の仕事をしております。
弁理士というのは、発明、考案(小発明)、意匠(工業デザイン)、商標などの知的財産について、権利化のお手伝いをしたり、保護・活用のアドバイスをしたり、その他いろいろなサポートをする職業です。

で、私はそれらの知的財産の中でも「商標」の分野を専門的に取り扱っています。もう、かれこれ15年くらい商標実務だけをやっています。
(ちなみに、たまに著作権もやります。)

そんなわけで、結局、本業に関する記事を書こうとしているわけですね(笑)。

noteを始めた当初は、違っていました。
実際に過去の記事をご覧いただくとわかりますが、自分の興味のあることとか好きなこととか趣味に関することを好き勝手に(?)書き綴っていくつもりでした。本業に関するネタは、むしろ書く気はないというか、まぁネタが思い付かないときにたまに混ぜておこうかなくらいに思っていました。

ところが最近、日々を過ごす中で、たびたび心配になることがありました。

それは何かと言いますと、

1.事業者の方々に、商標や商標登録の大切さが理解されていない

2.一般の方々に、商標や商標登録について誤解されている

と、実感することが増えてきた点です。

前者は、実際に仕事で相談を受けたり、事業者(経営者)の方々と接した際によく感じます。また、後者は、ニュースサイトなどで商標関連の話題が出た際に、それに対する一般の方々のコメントや感想などを見て、特に強く感じます。

もちろん、ネット上などにも、商標に関する有用な情報はあるのですが。
やはり専門家が書いた内容というのは、難解でわかりにくいのかもしれません。また、専門知識がない人による誤った情報というのも、ネット上にはそれなりにあります。

それから、われわれ弁理士からすれば当たり前のことでも、一般の方々からすれば「それ、知らないよ!」といった点の説明が、意外に抜けていたりする気がします。

そんな感じなので、上述のような状況を少しでも良い方向に変えていけたらと急に思い立ちまして、それなら微力ながら自分ができることを少しやってみようかと。で、「じゃあ、せっかくなのでnoteでやるか」と(笑)。

というわけで、これから事業者(経営者)や一般の方々にとって、少しでも役に立つ「商標に関する記事」を書いていければ良いなと思っています。

記事の目指す方向性としては、上述の逆で、

1.事業者の方々に、商標や商標登録の大切さを理解してほしい

2.一般の方々に、商標や商標登録を正しく理解してほしい

というのが目標となります。

ただ、私が何かの記事を書くといつも長くなる傾向があるので(笑)、noteではできるだけ短く、難しい言葉は使わずに、さくっと読める記事にできたらと思います。

まぁ、基本的に(仕事以外では)気分屋かつ飽き性な性格なので、いつまで続くかわかりませんし、更新頻度もどれくらいになるかわかりません(一応、週1~2くらいを予定)が、そこは寛大に、大目に見ていただけると幸いです。あまり期待しないで、お付き合いいただければ。

あ、ちなみに商標とは関係のない日常記事も書いていく予定です。

というか、そもそもここを誰かに見てもらえるかという問題もあるのですが…。まぁ、そのへんは後で考えます(苦笑)。

というわけで、次回より本格スタートとなります!
宜しくお願いします!

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