見出し画像

「無痛分娩にすると、産後うつになりやすい」と助産師に言われた話


「無痛分娩にすると、産後うつになりやすいですよ」

「はぁ」


間抜けな返答をしてしまいました。

産婦人科に初めて来た時のことでした。助産師さんとヒアリングをしていて、「無痛分娩をしたい」と言ったあとの発言です。

無痛分娩を実施している病院。そこで働く助産師さんから言われたことに驚きました。


「痛みあってこそ、赤ちゃんに愛情が生まれる」的なこと言われんのか??


そう身構えていると、彼女は言いました。


「陣痛の痛みに耐えたからこそ、育児の大変さが乗り越えていける」


なるほど、ものすごい辛いことを経験すると、ちょっとしたことでは動じなくなる。そんな感じでしょうか。

病院で働く助産師さんが言ったのだから、一理あるかもしれません。
帰宅して、さっそく調べてみました。


ネットで無痛分娩と産後うつについて調べてみた

無痛分娩すると産後うつになりやすいと書いた論文を発見


https://www.env.go.jp/chemi/ceh/results/material/main_197.pdf

80,419 人のデータから抽出しているらしいので、なかなか信用できるのではないでしょうか。

1年後の産後うつ発症が、無痛分娩>自然分娩というデータが出ているらしいです。

ただ下にはこのような注記があります。

他国と比較して日本では無痛分娩の割合が非常に少ないことや、痛みに耐えることを美徳とする日本の背景なども考 慮する必要がある。

産後うつになりやすい素因を 持った妊婦が無痛分娩による出産を選択している可能性も考えられる。

ふむふむ、なるほど。


無痛分娩は産後うつになりにくいと言う医者もいる


https://ishachoku.com/karadas/pregnancy/obstetrics/12471/

中部産婦人科医院で働く医師が監修している記事です。

データとかがあるわけじゃないので、フラットな視点では見れませんが、現場を見ている人の言葉はなんだか重みがありますね。

驚いたのは以下の文章。

日本での無痛分娩の普及率は低く1割未満

2010年の記事なのか?と思ってみたら、2021年でした。最近ジャン……


私の考察

私の考察です。

初の妊娠だし、周りに妊娠している友達もいないし、経験もクソもないです。

小娘(アラサーだけど)の戯言だと思って読み進めてください。

産後うつになりやすい妊婦が無痛分娩を選択している可能性


これはありそうですよね。

「陣痛に対して不安を感じているし、痛みにも弱い。ストレスだ。
だから無痛分娩にしたい」

そう考える人はいると思います。

あくまで私の考えですが、「うつ」って「考えすぎ」から来ると思っていて。

例えば「A子に強い口調で言われた、嫌われたのかも」「主人がそっけない、浮気してるかも」などなど、悪い方向に考えが巡っていくにつれ、うつになっていくと考えています。

ネガティヴ思考の人が、陣痛への不安から無痛分娩を選ぶ
→産後も色々考えすぎて産後うつになる

このパターンはありそうだな、と感じました。


周りに無痛分娩に批判的な人が多い


このパターンもあるのかも…?と薄ぼんやり思ったりしました。

妊娠している友達…いや、友達自体少ない私には無縁すぎる話なんですが…(それはそれで悲しい)

ただ友人だけではなく、両親や主人から「自然分娩にしなさい!」と反対されたら、めっちゃ病むだろうな〜〜〜とは感じます。


「いや、産むの私なんだが?!」


そう言って、めっちゃブチギレると思う。

産む人の自由だと私は思っているのですが、
「無痛分娩」って調べると、サジェスト地獄でした。

無痛分娩 ずるい
無痛分娩 むかつく
無痛分娩 赤ちゃんは苦しい

「赤ちゃんは苦しい」のサジェストは笑いが出そうでした、どうやって調べたねん。
ともかく「周りに無痛分娩に批判的な人が多い」場合、

無痛分娩を選んで出産
→産後に無痛分娩について責められる
→産後うつになる

このパターンもあるんでしょうかね。


助産師の言葉は一意見としてゴミ箱に捨てておく


産婦人科の助産師に言われて色々と調べてきましたが、結論です。

とりあえずゴミ箱に捨てておこうかな
(捨てるんかい)

ひとかけらでも納得する部分があれば、捨てずにとっておいたのですが…私にはあまり響きませんでした。

そもそも、物理的な痛みって役立たなくない

例えば私、生理痛がマジで酷くて、電車で倒れたことがあるんですね。

目の前がぼやけて、下半身が激痛に襲われて、立ってられなくなりました。

(ピル処方してもらってマシになりました、ピル最高)


そのあと仕事でしんどいことがあった時に「こんなの生理痛の痛みに比べれば…!」とはならないんですよ。

どちらかというと「あの時、主人とケンカした時に比べれば」「パワハラされた時の苦しみに比べれば」と、心の痛みの方がよく思い出すんです。

私だけかもしれませんが、心の痛みの方が根深いし、記憶に刻まれているような気がします。

そのため自然分娩で痛い思いをして産み、育児の辛い時に「自然分娩の痛みに比べれば…!」とはならないと思います。たぶんムカつく上司に反論した時の方がよく思い出すことでしょう。

こればかりは経験していないので、想像でしかないのですが。

だったら無痛分娩で、産後の体力を残しておいたほうが良いかなーと結論づけました。

今回、助産師さんの言葉はゴミ箱に捨てましたが、自然分娩と無痛分娩について考えることができてよかったです。

今週から9週目に入りました。
今後も色んな意見を見るとは思いますが、自分の意見を大切して、妊娠生活を送ろうと思います。


無事に出産しました↓


この記事が参考になったよ!という方は
下の♡を押してくださると励みになります!


いただいたサポートで、だいすきなリンツチョコレートを買います🍫