怪談の云々かんぬん

怪談話、特に実話怪談系。
もっと言うとその地に纏わる怖い話や不思議な話が好きでね。
どこか土着の匂いがあるのがいいですね。
さてそんな怪談ですが、本やYouTubeでも気軽に触れることが出来て、かつ怖い話も多いのですがちとキニナル点があって…。

まず本ですが、なんか無理して難しい漢字や表現を入れてるんだよね。
例えば「禍々しい」とか「蠢く」とか。
そんな事普段口に出さないでしょ?
そんな字が普段頭に浮かばないでしょ?もっと難しい漢字や表現もあるけど、思い出せないくらい難しい(笑)
読んでいくうちにそういうのにぶち当たると、「あれ?なんて読むんだっけ?」とか「えーっと、えーっと」ってなっちゃう。
つまりそこで現実に引き戻されちゃうんだよね。冷静になっちゃうと言うか。
せっかく話の中に引き込まれているのに、そんな小さな事で読者を醒めさせちゃうなんて、勿体ないよね。
別に無理して難しい漢字や表現しなくてもいいんじゃない?って思う。

次にYouTube。
所謂「怪談系YouTuber」なる方が増えてきている。百物語みたいなのもあるし。
それはそれで怪談が盛り上がっているので良いことなのですが、もう少し話をきちんと出来ないものか?
滑舌が悪く何言ってるか分からないとか、話が理路整然としていないとか、話し方にクセがあり聴きづらいとか。
友達同士や呑み会の席で話すなら別にいいんだけどさ。
でも「誰かに伝えたい」んでしょ?
表現したいんでしょ?
せっかく話は面白いのに…。
曲がりなりにもギャラが出てる人もいるかもしれないしね。
つまり素人の集まりになっちゃってるんだよね。
それでも構わないって人もいるだろうけど…。

稲川淳二さんの話し方、表現の仕方、話の構成。
勿論喋るのが仕事でこの道何十年の方だけど、おそらく普段から勉強したり心掛けていると思うね。
工夫もされていると思うよ。
本もそうだけど、話の中に難しい表現って無いでしょ?
普段、我々が話しているのと変わらない内容。
だからこそ怖いんじゃないかなぁって。
常々思うのよね。

音楽、ギター、読書、映画、釣り、心霊等々、雑多な話をぽつぽつと。