最近の気づき

そういえば

間違った人を愛したと思ったことは
一度もなかった

それは見栄でも強がりでもなく

今でもだいすきだったな、と思う
素敵な人を好きになったなと、何度も

学んだことも沢山あったし
幸せな時間もあったし
痛かった時もあったけれど

それはそれで、大切な一部だから


ありがとう、意外には特に何もなかった

" 自分を本当の意味で
心から愛していなかったから
間違えた人を愛してしまった "

と片をつけるのは


そうかもしれないなと思うし
そうじゃないかもしれないなとも思う


全ての関係性に対して

自分を納得させるためだけに
お互いに気づきや学びがあって出逢えたと
思わなくても良いけれど


色々な関係性の中には

愛した自分を否定したくない
美しく綺麗な部分もあって

愛したことが間違いだったと思いたくない
恐れの部分もあって

忘れてしまいたい
捨ててしまいたいと思うような
痛くて苦しい部分もある



そうゆうのも全部含めて


そこで出逢って触れた大切なかけらとか
宝物とか

これから先の人生に栄養になったり
肥料になるものは見つけておきたいし


大切にしたいと思う

痛くて苦しい記憶にもどこかで救いがある


逃げて蓋をして隠し続けた痛みにも
いつか赦される時が来る

それは死ぬときかもしれないし
生きている間にあるかもしれない

死んでしまいたいともがいている内に
うっかりここまで来てしまったり
命があるうちに出逢えたならば

それはとても幸福なことなんだろう

ありがたいと受け取れる余白があれば
それは救いになるかもしれない



そのささやかな変化が

深いところで起きる気づきが
劇的ビフォーアフターのように
人生大逆転！に繋がらなくても良くて


ただ少し自分が生きやすくなっていくだけ

ほんの少し自分自身に
やさしくなれる隙間ができていくだけ

それが大切

道を歩いていて枯れそうなお花に
あ、ちょっとお水あげた方がいいのかな、
と立ち止まる

持っているのはペットボトルの水だけ、

自分が今ここでこの花に水をやろうとも
明日にはまた枯れているかもしれない。

自分がしようとしていることは無駄かもしれない
意味がないかもしれない、と思いながらも
たぱぱ、と花に水をやる。

大したことは出来なかった
ほんの少し良いことをしたようで
それでも意味はないかもしれないと思いながら

救われてほしいと
気づかないくらい小さな気持ちで思ってする行動

そんなささやかなこと



そうゆうのが
少しずつ増えていくようになる

それらが巡り巡って

また自分に息をさせる時もあれば
誰かが息を吐く時間になれる時もある


死なないように生きるので精一杯だった日々も
美しく尊い時間として。

自分だけはそうやって大切に扱っていたら
積み重なって繋がっていく気がするから


信頼も優しさも愛情も