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ツツユのカウンター事情。

尾道にある昭和の香りが
漂うディープな歓楽街「新開(しんがい)地区」の
路地裏にひっそりただすむ「tutuyu」です。

今回は今、とても悩んでいることについて書いてみようと思います。

それは飲食店におけるカウンター席。
カウンター席は入ってすぐ目に留まる位置にあることから、お店の第一印象をつかさどる重要な部分でもあります。

コロナ禍でテーブル席を減らした事で小さなツツユだとすぐ満席状態になってしまいます。

当然カウンター席もフル稼働させたいわけですがどうもカウンター席となると「悩まれたり」「嫌な顔されたり」「カウンターなら帰ります」と言われたり、ちょぴり悲しい気持ちになる場面が多いのです…

なんでだー!!?泣

この数ヶ月前、お客様の動向を拝見することでいくつかの問題点に気付きました。

①パーテーション問題

コロナ禍になり、広島県もパーテーション設置のルールが厳しく設定されています。
このパーテーションによりおひとりさまのパーソナルスペースの確保という点ではメリットもあるもののお二人だと会話がしずらいなどのデメリットが大きいようです。

これいつになったら外していいのでしょうか?
国、県からアナウンスほしいなー

パーテーションだらけ、でも安心安全だよ。

②目線の高さ

ツツユのカウンターはミドルカウンターくらいの高さ95センチほどのハイカウンターとローカウンターの中間くらいに設定してます。

ちょうどキッチンの流し台程の高さで、座った際にぎりぎり足のつま先が床に付くか付かないかくらいの高さです。

僕達とお喋りする分には丁度良い高さですが、それを目的にしていないお客さまからすると目線が合って居心地が悪いと感じてしまうかもしれないようです。

③パーソナルスペースの確保

一般的にカウンター席の一人当たりの幅は600mm。奥行きが450mmあるのが好ましいそうです。
現状でもこれはクリアしていますがもう少し奥行きは広い方が食事がしやすいだろう。

④カウンター席の材質

これはあまり関係なく自分の固定観念の部分が大きいかもしれせんが、カウンター席はセルフDIYで制作しました。
柔らかい色味のものを探しており、完全に知識がたらずパイン集積材で製作したので想像以上に劣化が激しかった。
アルコール消毒の多さも劣化を早めたようです。

お店の顔となる部分だったのでここは本職の職人さんに任せるべきだったと後悔してます。

これらを踏まえて改善◎

以上の問題が見えてきたので
「カウンター席に座りたい!」と思ってもらえるような席を作りたいと思います。

実は僕達も実際にいろんなお店に足を運んでカウンター席に座って居心地体験してきました。

そこでツツユのお客様に合うカウンター席の在り方がわかってきたような気がしました。

カウンター席にお通しすることが後ろめたい気持ちにならない自信を持ってご案内できる客席にしたいと思います。

実際に椅子は購入しました!
高級品に頼らず一般的な価格でも良い空間を演出できる事を体現してみたいと思って今回の椅子をチョイスしました。

安くて可愛いあのブランドにした。

7月中旬辺りでの完成を予定してます。
こういった事に踏みきれるのもお客様が食事に来て下さるからなので少しでも良い空間にして行きたいと思っております。

3月の営業再開から有難いことに非常に忙しい日々を過ごさせて頂いております。
肉体的、精神的にキツいこともありますがこれを機に心機一転、もう一度開業の頃を思い出して頑張っていこうと思います。

ツツユにお越し頂く機会がありましたらカウンター席にも座ってみて下さいね。

※追記(R4.7.14)

ついにカウンター席のリデザイン完成しました。

①ローカウンターに高さ変更し、居心地の良さを改善しました。
②カウンターの幅や奥行きを以前より広くし、食事のしやすさも追求してみました。
③写真が綺麗に撮れるよう光源を取り入れやすいテーブル環境にしています。
これは僕もカメラ好きなのですが当店の環境はとても写真を撮るのが難しい光環境だなと思ってたので少しは改善出来たと思います。

本当は6席設定ですがご時世ですので…
テーブル席とほぼ同じ高さ
ひな壇状になってるのわかるかな?

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