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突然逝けるパズルアクション!ダークな絵本風の雰囲気が魅力の「Candle」クリア

素敵な水彩画のグラフィックに惹かれて欲しいものリストに入れたままだったインディーゲームをやっと遊びました。
グラフィックばかり見ていてあらすじやキャラを全然確認せず買い、光を灯す何か暖かい感じなんだろうと始めたらキャラは仮面を被った謎の生物で表情は一切変わらず、雰囲気はどこか重々しく絵本のタイプで言えばエドワード・ゴーリーのよう(絵の雰囲気が似ているのであって内容はあそこまでダークではありません)。
苦手な人の感想は怖いかキモい辺りになりそうですが、好きな方には刺さりそうな本作をご紹介したいと思います。

使用ハード: Switch(PS4とsteamでも遊べるようです)
関連作プレイ歴: なし
プレイ時間:14時間程度でクリア

〜だいたいの内容〜
乱暴なワクチャ族に村を襲われたテクが攫われた村の人たちを助けるため旅に出る、仕掛けを解きながら進む2Dアクションゲーム。

◆良いと思った3つのポイント◆
①謎解きが好きな人は楽しめるシステム

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本作は80%が謎解き要素であり、ゼルダなどダンジョンの仕掛けの解き方を探るのが好きな方にピッタリです。
アイテムを入手してどこで使うか考えたり、隠された場所を見つけるなどひたすら探索です。アクション要素が大事な仕掛けもあります。
コマンドは移動(歩く/ダッシュ)、ジャンプ、ライトバースト(蝋燭の火を輝かせるコマンド)の3点。
特定の場所でマークが出た時にYを押せば物を押す、アイテムを使うなどの場所に応じたコマンドが実行できます。
難易度としては中~高くらいの感覚でした。
詳しく書くとエリアが3つあるのですが自分は1は攻略を見ずにできましたが2は半分は調べてしまい3は2か所だけ調べました。丁寧な攻略記事を作ってくださってた管理人さんに感謝します!
(エリア3については2で散々だったためちょっとヘタれていたのもありもうちょっと粘ったら自力でできたかもしれないので安易に調べてしまい反省しています)

②驚きとワクワクがたくさん

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探索は危険がいっぱいです。
このゲームは「手順が違ったので仕掛けが解けなかった」ではなく「手順が違ったので死」ということが本当に多いです。
マップでも「なんだこれは?」と調べたら不意にサクッと逝ってしまうなど、あまりに急な展開が立て続けに起きるので笑ってしまいます。
「突然の死!」という言葉が似合うゲームです。実況するならばリアクションするポイントは困らないと思います。
これはゲームオーバーの後に前回のセーブポイントに戻されるとかだとマイナスになる点ですがだいたい一手前など直前にそっと戻してくれるのでこの急展開が良い感じのスリルとなってワクワクします。
あと急に逝く以外でもダイナミックな見た目の仕掛けなどがあって主人公テクの大冒険を味わえるのも素敵です!

③無表情のまま行われるシュールさ

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テクの一族は謎の仮面をつけており表情が変わりません。テクは声を上げることもなく気持ちを伝えるジェスチャーもなく、仕掛けを解く時も、敵を倒す時も、果ては自身がやられる時も淡々としています。何があってもそれがどうしたんやみたいな顔してます。
すごくシュールで…好きです。
でもキャラクター性がないとは感じませんし、途中挟まるムービーを見ていれば感情がないとも思わず、好みにはよりますがこの無表情感が立派な個性として雰囲気作りに一役買っていて良かったです。
やられる機会が多いため、その度声など上げられては胸が痛みそうなのでもしかしたらそれを配慮してかもしれません。

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注意点
・人によっては動きのスピードが遅すぎると思うかもしれません。ダッシュはできますが…。
・始まる前にタイトル画面のオプションでムービーの字幕をONにしましょう。ゲーム中から開くオプションでは変更できません。私は気づかずクリアまでナレーションが何を言っているか分からず想像で頑張ってしまいました。
・敵と直接戦うような事はないですが、謎解きにアクション要素がそこそこあるので全くできないという方には厳しそうです。

総評
ビジュアルが好みだと思われた方にはぜひオススメしたい作品です!雰囲気以外も楽しめると思います。
割とセールをしていて、私はセールで買いましたがかなりお得に感じました。元のお値段でも納得のボリュームだと思います。

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