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推しの子 考察 DVDについて再考察


※2024年1/24日時点の考察です
※下書きに書いて置いてずっとそのままだったので
2024年3/23日お焚き上げ

種明かしが始まる前に、今わかってる新事実を元に再考察し、情報を整理したいと思う


DVDの新事実


130話で明らかになった新事実としてDVDの中に「君たちのお父さんの話」が含まれている事が明らかになった


推しの子13巻より
後ろにHAPPY BIRTHDAYの文字が確認できる

そして服装と背景から一巻インタビュー⑨母編を撮っている時と同時に取られてる可能性も非常に高い事がわかった


推しの子10話より
インタビュー⑨母編
服装が同じ
こちらにはHAPPY BIRTHDAYの文字はない


アニメ1話より
服装は違うが話してる内容はインタビュー⑨母編とほぼ同じ
HAPPY BIRTHDAYの文字が確認でき、アクアとルビー1歳の誕生日に取られていることがわかる
130話のアイは後に出されたアニメと一巻の描写を統合した結果だと思われる

ということは、DVDは当初星野家にて保管されており、父親に電話をかけた日に五反田監督に預けられた可能性が高い
なぜなら、一巻で父親に電話をかけている時の服装と、12巻で五反田監督にDVDを預けた時の服装が一緒だからだ


推しの子1巻、12巻より
服装が一致している
もちろん、服装の一致が確実に同一の日を担保するわけではないので参考までに


ちなみに姫川夫妻心中事件を聞いた日、つまりドーム公演打ち合わせ時も同じ服装ではある
電話、DVD、事件を知った日が同じ服装というのは意味深である

父親に電話をかけた理由はルビーが処女受胎と言っているのを盗み聞いてこれはまずいと思ったことをきっかけに、なんとなく別れた男に連絡をとってみた、とモノローグで語られていることから、これは本心であり覆ることは恐らく無い

衝動的な理由で父親に電話をかけている割には、用意周到に公衆電話から電話をして、父親のことが語られているDVDを監督に預ける
どうにもチグハグな行為だ

父親に会わせる予定ならば、双子に紹介し、事情を説明するだろうから、内容が重複する父親のことを語ったDVDを預ける必要は薄い

つまり、星野アイは父親に会おうとすれば、自分が殺されると自覚してた可能性が高いと言えるだろう

処女受胎という言葉に、命の危険を犯してまで父親を紹介する動機はなんだろうか?
例えば本当はビッチであり、このままいくとイメージとのギャップで大変な事になるから父親に電話をかけた等の理由も考えられるが

一応疑惑はある
子供が居ることを暴露したときに監督がルビーにDVDを見ていないのか?と言ったのも
それ以上のことをしているの知ってるだろ?という意味なら通るが可能性は低め

それは命をかけて行なうほどのことだろうか?
理由を思いつけないのでここは一旦保留にして話を元に戻すと

星野アイは公衆電話から父親に電話をかけているし、仕事用、プライベート用の携帯にも父親へ繋がるデータは入っていなかったので、父親へ繋がる証拠あえてを残していないと推測できる

とすれば、父親の事を語っているDVDも念のために15歳になるまで見られないように五反田監督に預けた可能性が高い

実際、家にあった携帯はアクアが数年かけてパスワードを突破しているため、家にあったならば同様に見られていた可能性が高い

そしてそんな映画を作るきっかけともなったDVDだが

推しの子13巻より

五反田監督は「らしい」と言っている

つまり五反田監督もDVDを実際に見てはいないのである

下手したら訴えられるかも知れない映画を作っているのにそのきっかけとなったDVDの中身を鏑木Pと五反田監督は見ていない
アクアの事を信じているとしても、証拠を一つも見せないで億を超えるお金が動く映画撮影に踏み切るのは五反田監督はともかく、鏑木Pの性格としてありえない

推しの子13巻より
証拠も見ていないのにお金を預かる上での仁義とは?

これは流石に異常事態と言えるだろう

なぜなら、証拠となる事をアイがDVDで語っていた場合、五反田監督や鏑木Pに見せない理由がないのだ
信じた理由は現段階ではアクアがオカルト能力を使用した、等の突飛すぎる理由しか思いつかないので一旦保留して横に置いておくとして

ならば見せられない理由はなんだろうか

見せるとアクアにとって都合が悪い
もしくは、信じてもらえないといった理由が考えられる

例えば、DVDには証拠となる要素は一つもなくアクアのハッタリである可能性や、アイが転生やツクヨミ等のオカルト要素を含んだ事も喋っていて、全編見せることができないといった理由が考えられるだろう

他にも前世バレしている可能性や、ゴローを殺せと命令したのはアイといった突飛な理由も考えられる
特に前世バレした可能性については、処女受胎に決まっていると言う言葉を聞いて、二人共自分の本当の子供ではないことに完全に気づき絶望し、死ぬ可能性の高い父親に電話した等も考えられるが、あくまで予想であり、現段階ではまだここも保留としておいたほうが良いだろう

推しの子におけるノイズ表現


推しの子という漫画では、過去にあった事を表現する際にはノイズが走ったような描写になる事が非常に多く、ある種表現上のルールのようなものだと感じた


ノイズ描写

その上でこちらのコマの吹き出しを見て欲しい


推しの子5巻より
推しの子6巻より
推しの子9巻より
縦のノイズ、違うかも知れないが念のため
推しの子10巻より

この様に吹き出しにノイズが掛かっており、過去の描写と同じルールだとするならば、過去にカミキとアイで似たような会話があったのではないだろうか?
137話にて、ニノとアイの仲は拗れてしまったが、かなとルビーは仲直りすることができた
このような対比構造が恐らくアクアとあかねの関係にもあるとするととてもしっくりくる
姫川の両親が心中したのはカミキの仕業だったとすれば、アイはカミキが凶行に走るのを止められなかったのではないだろうか

とすれば、DVDにおけるアイの願いとは「自分のようにはならないで欲しい」ではないだろうか
アイが失敗した理由、それは「嘘をついたこと」が原因の一つとして考えられる

かなと仲直りしたルビーは「わたしはママみたいにならない」と宣言した
アイも一巻のインタビューにて「元気に育ってください、母の願いとしてはそれだけだよ」と言っている

とすれば、「本当の私を撮って映画として公開して欲しい」といった、双子
に負担がかかるお願いではないのではなく、

子供に同じ失敗をしてほしくない、これが親が子に思う普遍的な願いではないだろうか

以上で現時点での再考察を終わる




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