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年金生活者支援給付金とは?

「年金生活者支援給付金」、その名を聞いたことがある方は、どれほどいらっしゃるでしょうか?
実際に年金を受けていなければ、知らなくても当然かなと思います。

「年金生活者支援給付金」とは、所得の少ない方に対して、年金に上乗せで支給されるというものです。
令和元年、消費税率が10%に引き上げられたときに導入されたものなので、比較的、新しめの制度です。
 
公的年金には、老齢年金、障害年金、遺族年金がありますが、それぞれ条件にあてはまれば、上乗せされます。
ここでは老齢年金の給付金を取り上げます。
 
👛給付金の条件は?
①65歳以上で老齢基礎年金を受けている
②世帯全員が住民税非課税である
③前年の年金収入とその他の所得の合計が基準額以下である
※基準額=781,200円(令和5年5月現在)
ただし、781,200円を超えても、881,200円以下であれば、補足的な給付金が支給されることがあります。
 
👛いくら、受けられるのか?
気になるのは金額です。
数式があるのですが、それを示してもピンと来ないかと思います😅
実際に受けている方の平均額で見てみると、月額3,949円です。
(令和4年12月 厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」より)
 
👛どれぐらいの方が受けているの?
対象となっている方は、どれほどいらっしゃるのでしょうか?
同じデータで見てみると、国民年金(老齢基礎年金)を受けている人数3,400万人に対し、給付金が支給された件数は(補足的給付含めて)563万件。20%弱受けられる方がいるとの計算になります。 

👛何か手続きは必要なのか?
新たに65歳から年金を受け取る場合には、年金自体の請求とともに、請求書を提出します。
65歳前に年金を受けている方には、65歳の誕生月に、はがき形式の請求書が届きます。年金と給付金と兼用になっているため、記入して返送します。

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