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0502 歯医者さんが嫌すぎる
好きな場所はたくさんあるが、
苦手な場所の断トツ1位は歯医者である。
最近、ふと甘いものがしみることに気づいてしまい、実に2年ぶりに重い腰をあげて歯医者に行った。複数の虫歯が発見された。ショック。通わねばならない。
なすすべなく診察台に寝転がり、永遠にも思われる治療の気を紛らわすべく、なぜそんなに歯医者が嫌なのか、これを機に言語化してみることにした。
①歯医者さんに対する恐怖
治療の際、まっさきに想像するのは、
“このドリル、喉にささったらどうしよう”ということだ。大小様々な機械が、入れ替わり立ち替わり、キュイーン、ヴヴヴヴ、ピピッ、グィーングィーンと大工事のような音を立てている。
もし私が気に入らないことをして、歯医者さんの苛立ちに繋がったら、そのうち1つがうっかり、ということもないわけではない。
そのため、治療中は目をかたく閉じ、工事が過ぎ去るのを待ちながらできるだけ歯医者さんに嫌われないようにしている。
決して、歯医者さんが意地悪なわけではない。
「痛かったら左手をあげてください」といつも優しく声をかけてくれる。しかし、いざちょっと痛いぞと思っても、咄嗟の場面で左手がどっちが迷っているうちに、痛みのある箇所の工事が終わってしまう。いつも優しさを受け取りきれず、悲しい気持ちになる。
②私の構造の問題
歯医者に行って気づいたのだが、私の口は、比較的小さい。というより、顎の可動域がなくあまり開かないようなのだ。
そのため、歯医者さんが何気なく口にする、
「もっと大きく開けてください」
がとても辛い。開けなければ治療しづらいことも、危ないことも、分かってはいる。
でももう開かないんです、、、という辛さを、バキュームが入った口でほごほごとアピールするが、全く伝わらず、結果として歯医者さんの難易度を上げてしまい、申し訳なさがつのる。
さらに、これまで度々指摘されてきたのは、私の歯はどうやら柔らかいらしい、ということである。つまりは、虫歯になりやすいのである。
こんなに歯医者が嫌いなのに。私には重すぎる運命を背負わされてしまった。
つらつらと書いてきたが、虫歯治療が毎回しんどいのは、私の怠惰のせいだということにも、薄々気づいてはいる。世の中の賢い人たちは、数ヶ月おきに定期検診にいっているらしい。
早期に発見、症状が軽いうちに手を打っているから、治療もそれほど辛くないのだろう。
ひるがえして私は、歯医者が嫌すぎる▶︎歯医者に行かない▶︎症状を自覚してから仕方なく行く▶︎すでに虫歯になっている▶︎歯医者が嫌すぎる(以下同)という負のループを繰り返している。
早く定期検診にいける賢い人間になりたい。
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