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褒めちぎり合う部屋

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さっそく結論から書いてしまうと「手っ取り早く承認欲求を満たしたい/褒められたい連中は我輩のオープンチャットに入れ!(ブハハハ」そういうことである。

なんでデーモン小暮っぽく書いてしまったのかは我輩にもわからないが、以下においては当チャットの概要を説明する。

ちなみにオープンチャットとは「匿名で参加できるグループLINEみたいなもの」と思ってもらえばよい。

それ専用のアカウントが与えられるため、普段使いのLINE IDなどが漏れる心配は基本的にあり得ない(自分で暴露したり、サーバー側の事情で情報漏洩した場合はこの限りでない)。

ちなみに前提として、ルールとコンセプトはこんな感じ。

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◇参加者のメリット

・褒めたり褒められたりすることで、自己肯定感とやる気が湧きやすい。仕事に筋トレに勉強、子育てへのモチベーションを爆上げする参加者が頻出している。

・返報性の心理により、より他人を褒めようとする参加者が頻出している。チャット内のみならずリアルにおいても他者を賞賛しようと試みる人も現れる。意識が善行へと向く。

・賞賛の交換のみならずジャンル問わず有益な情報提供も奨励しているため、筋トレやダイエット、趣味や仕事に関する情報なども共有できる(マルチなどの勧誘は厳禁)。もちろん情報提供者に対しても惜しみない賞賛が注がれるため、さらに情報交換が促進される。

◇我輩のメリット

・いわゆる好意的なフォロワーとの密な交流が出来る

→「悪意のあるリプライやツイッタラーについては無視したり、反撃することもある我輩だが好意的なフォロワーについてはもう少し感謝をもって愛想良く接するべきではないか?そのような場を設けることはできないだろうか?」という問題意識があった。それを見事に解決してくれたのが当チャットルームである。

・荒れにくい

→いわゆるファンコミュニティ運営のリスクとして「荒らしが混ざると面倒」というものがある。ところが当チャットはどうやら善意、善行を加速させる効果があるようで全然荒れない。管理者として「荒らしが湧いたら即BANするぞ!」と構えていたのだが今のところは杞憂となっている。

・進行コストが低い

→とくに作り立てのオープンチャットというのは発言数も少なく、あるていど作成者がリードする必要があるものだが、参加者の発言意欲が非常に高いため、我輩が投稿しなくても流れが早い。

→反面「通知が多すぎるのは嫌」という人にはデメリットかもしれない。

◇暴言のデメリット

完全に我輩にも当てはまる話なのだが「ニポンジンはとにかく人を褒めるが下手で/そのくせ悪口はやたらと得意」という悪癖があると思うのな。

悪口というのは関係者のパフォーマンスを覿面に下げる効果があるようなので、我々は日々、お互いの足を引っ張り合いながら生きているわけだ。これほどつまらんことも中々無いわな。

そこで、かねてより「フォロワーとの交流コミュニティを作れないだろうか/単なる雑談コミュニティではなく一定の有益性を持たせることは出来ないだろうか」と考えていた我輩の思惑と重なって「とにかく褒めちぎり合う」コンセプトのオープンチャットが爆誕したわけなのだ。

◇なぜ称え合うことすら出来ないのか

そもそも、なぜ我々が「褒め合うことにはお互いにメリットがありそう」なことを薄々理解しつつも実行出来ないのだろうか。

考えられる理由としては、

・なんとなく気恥ずかしいから

・自分だけが積極的に他人を褒めても、褒め返される見込みが薄いから

・宗教じみてて気味が悪いから

てなところだと思う。我輩もまったく同じことを考えていたからよくわかる。

「それでもメリットがあるならば、セパレートスペースでルールを決めて、多少強引でもやってみたらいいんじゃないの?」と見切り発車させたのが当チャットであり、その効果は我輩の予想を上回るものであったということ。

◇悪も善も加速できるのでは?

ここから連想される話として「スタンフォード監獄実験」が挙げられる。

概要としては「任意のグループを看守役と囚人役に分けて、刑務所を模した建物の中で二週間過ごさせたところ、看守役は囚人役に対して非常に嗜虐的で強権的な態度を取るようになった」というものだ。

つまり「人間の行動は環境や役割によって大きく左右される」ことを強く示唆する結果が出たわけ。

ここまで書けば、賢明なる読者には我輩の言いたいことがわかると思うが「ルールによって役割を規定し環境を整えることで、人の善性を加速させることも可能なのでは?」という仮説が浮かんだのだ。

それが今回の「褒めちぎり合う部屋」によってある程度立証されたかものしれない。

そして「監獄実験」とは異なり、今回の企てで伸びたものはやる気とか/自己研鑽意識とか/善行の類であるから、別に中止する必要もないわけで。

むしろ「もっと拡散させれば、もっと多くの人が幸せになるのでは?」というのが本稿の趣旨である。

コンセプトがコンセプトなので「いかにもカルトくせえ」と感じる方も居るかもしれないが、宗教勧誘行為や/ビジネス勧誘/課金サイトの宣伝なども禁則事項としているので、そういう方面に発展させる予定は無い。無いぞ。ありません

というわけで、いつでも入退室は自由につき、少しでも興味ある方は是非覗いていただきたい。

てなところで、また次回!

(了)



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