オイパラ不動産日記🐰10日目(水没物件のくせにお高くとまっとるんちゃうぞ編)
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不動産探しは婚活に似ている気がする。売る側は大したスペックでもない中古物件なのにやたら高く売りつけたがるし、買う側はもちろん「売れ残りのくせになに値打ちこいとんねん」くらいのことを考えて買い叩きたがっている。
SUUMOやhomesはまさに不動産のマッチングアプリだ。そして、投資目的のおれはもちろん買い叩きたい側だ。
というわけで、前回紹介したトイレ二個付き物件の内覧に向かったわけだが、当該中古一戸建ては築35年にも関わらず家屋自体に大きな瑕疵は無かった。
無かったが、トイレ二個のうちの洋式側については増築によって備え付けられたものらしい。「元々ある和式トイレのすぐ近くに新設するくらいなら、和式を洋式に付け替えるだけではいけんのか?」と素朴に思うのだが、当時の家主の意図まではわからない。
そして、その魔改造によりわずかに建蔽率をオーバーしてしまい、いくばくか物件価値を落としているとのこと。以前も書いたことだが、オーナーが変な拘りを見せる家というのはまさにそこが欠点となりやすいのだ。悪い予感が的中してしまった。
ただ、それはリカバリー不可能な欠点とまではいかない。それよりも当該物件は淀川堤防の近くにあって、数年前の大雨により地上1メートルの高さまで水没したことがあるらしい。
とはいえ一階はコンクリート製の掘り込みガレージにつき、二階以上の家屋部分は難を逃れたとのこと。そこは不幸中の幸いといえるかもしれない。
しかし、その際にガレージのシャッターが降りなくなり、電動シャッターを入れ直したそうだ。それなりに金もかかったことだろう。
踏まえて、そのような土地では居住目的の客は付きにくくなり、おれを含めた一部の投資家の目に留まっているわけだが、売主曰く値引きには殆ど応じたくないらしい。半年売れ残ってるくせにな。まさに婚活の景色あるあるだ。
おれもしても今の価格では目標利回りに程遠いため、買い付けを入れることは出来ない。大きな瑕疵の無い家ではあるが「利回りが悪い」というのは投資家にとって最大の瑕疵ともいえる。
そして、特に大きな問題の無い家というのは大抵売り手が強気なので値段も下がりにくいのである。それは非常にこまる。
したがって、このままさらに売れ残り弱気になったところを買い叩きたいので、しばらくは観察フォルダに入れて待つこととする。是非とも長期に渡って売れ残って頂きたい。
不動産と婚活市場を見ているとどんどん性格が悪くなっていく気がする。自分は婚活したことはないけれども、Twitterに巣食う婚活女子()のツイートの多くはお高く止まって鬱陶しいものばかりやしな。是非とも長期に渡って(以下略
次回につづく
お酒を飲みます