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為せば成る、為さねば成らぬ何事も

こんにちは。経営学部経営学科3年の松本遼です。
今年度からサッカー部での新たな試みで始動した『note』も、今回の僕で8人目となりました。普段は表に出ない部員の秘めたる想いをこのツールを通して知る事ができ、とても良い取り組みだと感じています。今回のテーマは自己紹介です。このnoteをきっかけに、東京理科大学サッカー部と松本遼という人物について深く知って頂けたら幸いです。拙い文章ではございますが、僕の歩んできたサッカー道や想いを綴りましたので時間の許す限り目を通してみてください。

 思えば17年前、父親の影響を受けてサッカーを始めました。物心がついた頃には生活の一部にサッカーがありました。サッカーの為に生活をしていたと言っても過言ではありません。青春の全てをサッカーに捧げ、一筋道で歩んできた僕の経歴を軽くまとめると、

・ファナティコスU-12
・柏レイソルU-15
・前橋育英高校サッカー部
・東京理科大学サッカー部 となります。

文字に起こした経歴だけを見れば順風満帆なサッカー人生に見えますが、現在に至るまでは挫折の連続でした。

【中学生時代】

 小学6年生の全国大会でJ1柏レイソルの下部組織のスカウトの方から声をかけて頂き、怖いもの知らずで柏レイソルの門を叩きました。プロの下部組織で大好きなサッカーに打ち込める素晴らしい環境の中、『柏レイソルで絶対プロになる』という強い気持ちを持ち、地元の群馬県に父と妹を残し、母と2人で千葉県へ引っ越しました。下部組織専用の素晴らしいグランドの真横ではプロサッカー選手が練習しており、週末には敷地内のスタジアムで行われるJ1の試合を毎試合見られます。ユニフォームや練習着を全て無料で支給され、練習後には専用の食堂で栄養満点の食事を食べられるというサッカーだけに集中できる夢の様な環境で3年間努力しました。しかし、蓋を開けてみれば公式戦に出場したのは3年間でも片手で数える程度で結果的にユース昇格を果たす事が出来ず、初めての挫折を味わいました。夢と覚悟を持ち、家族との生活を犠牲にして挑んだ中学3年間が結果に結び付かなかった現実はとても悔しいものでした。

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【高校生時代】

 ステップアップの為に選択した進路先は選手権常連校の前橋育英高校です。本気で日本一を目指す志の高い仲間と切磋琢磨して選手権のピッチに立つという夢も、挑戦の権利すら与えられず儚く散りました。高校ラストシーズンを迎え、Aチームでの出場機会が増え、群馬県高校総体では群馬県制覇に微力ながら貢献できました。6月に行われる関東大会に向けて熾烈なメンバー選考が行われている最中の5月に左足前距腓靭帯完全断裂をしました。1ヶ月半の松葉杖生活と2ヶ月のリハビリ期間を経て、Cチームからの復帰を果たし、Aチームへ戻る事ができた時はこの怪我を挽回してやるという強い覚悟を持っていました。しかし、10月に右足前經腓靱帯完全断裂をし、1番大事な時期に長期離脱を余儀なくされました。本気で努力しても勝ち取る事が難しいメンバー選考の天秤にすらかからない悔しさはどん底でした。仲間がピッチに立っている姿は羨ましくて仕方がなかったです。最終学年で2度の靭帯完全断裂という大怪我もあり、夏から秋にかけて開催される各大学のセレクションに参加できず、推薦で進路が決まっていく仲間を見て焦りが芽生えました。そんな時に親や先輩に勧められたのが東京理科大学です。

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【大学進学】

 紆余曲折ありましたが、指定校推薦で東京理科大学へ入学しました。中学、高校と不完全燃焼だった僕が大学サッカーへかける思いは誰よりも強かったと自負しています。入学前に父親と2018年8月26日に行われた東京都大学サッカーリーグ2部のvs.一橋大学戦を観戦しに行った際に、東京理科大学のハードワークの溢れるサッカーに強く惹かれました。

 サッカー部へ入部してからは1年生から試合に出場させて貰い、東京都大学サッカーリーグのレベルを肌で感じる事ができ、貴重な経験を積めました。リーグ優勝&2部昇格を成し遂げられ、個人としては東京都大学サッカー連盟から年間最優秀選手に選出して頂き、年末には東京都大学サッカー選抜の一員として都県大学サッカー選抜交流戦へ参加してきました。

【東京都選抜での経験】

 僕の中で東京都大学サッカー選抜に選出されるというのは、入学前から目標にしてきた所でした。2019年12月に開催された都県大学サッカー選抜交流戦と、2020年2月に開催された国内遠征のメンバーに選出して頂き、東京都1部や2部に所属する各大学のリーグを牽引する選手達と一緒にプレーしました。非常にレベルの高い中で自分を表現するチャンスを掴み、その中で得たモノはかなり大きく、様々な事を吸収できました。

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【東京理科大学サッカー部】

 ここまで淡々と自分語りをしてきましたが、僕がここまで大きな経験を積めた背景には尊敬する先輩方の偉大な力があります。東京理科大学サッカー部は学生主体で活動しています。『学生主体』という言葉を聞いても1.2年生の頃は正直ピンと来ませんでした。何故なら僕はこれまで、先輩方の敷いたレールの上を自由に歩んできただけだからです。

 しかし、僕自身が幹部学年となり、チームを支える一役を担う事になった昨今、今まで何不自由なく大好きなサッカーに打ち込める環境が用意されていた裏には、ピッチ内外問わず、先輩方やマネージャーのチームに対する多くの働きがけがあったからだと強く感じています。

 それと同時に、僕が高校時代の大怪我を乗り越え、リーグ戦や東京都大学サッカー選抜の活動を通して得た経験を自分の中の経験値として完結させるだけではなく、今度は僕自身が組織の強化の為に伝えていく番なのではないかと感じています。適材適所がある組織の中で、僕が1番自信を持ってチカラになれる事は経験を伝える事だと思います。僕がこれまでサッカーに打ち込める環境を作り続けてくれた先輩方のような人物像に少しでも近づけるように自分の立場を模索しながら組織に還元できる事に全力を尽くします。

今回のnoteを通じて東京理科大学サッカー部と僕について少しでも興味を示してくれる方が居ましたら幸いです。

東京理科大学サッカー部をさらに魅力的な組織へと成長させ、多くの人から応援されるチームとなれるように微力ながら支えていきます。
引き続き東京理科大学サッカー部と松本遼の応援をよろしくお願い致します。

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次回の執筆者は三浦郷さんです。サッカーに対して真正面から向き合い、ピッチ内外問わず常に組織の活性化に意識を向ける彼の姿勢は多くの部員の模範であると心から感じています。そんな彼は今期から部長という大役に志願し、より一層東京理科大学サッカー部に大きな勢いをもたらしてくれるのではないかと思います。彼の心境の変化や内に秘めたサッカーへの熱い想いを語ってくれるでしょう。乞うご期待ください!



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