クサガメの屋外飼育に必要なもの
ここ数日、季節はずれの暖かさが続いていますね。関西の方では夏日を観測したんだとか。
最近、「季節はずれの~」みたいな気候の日が増えている気がします。
冬に人間がすごしやすいのはよいことなのですが、カメ太さんにとっては
「そろそろ冬眠の季節じゃないの?まだ寝られないの?」
と、もどかしい日々が続くので早めに本格的な冬が来てほしいと思っていそうですね。
日本の亀さんはこの時期になるとごはんを食べなくなるので、中途半端に暖かいと動いてしまって体力を消費してしまうのが心配です・・・。
さて、今回は私が考える
「クサガメを屋外で飼育するために必要な3つの要素」
についてお話します。完全に個人的な見解なので、参考までに・・笑
➀ 池
これは当たり前ですが、ミズガメを飼育する以上、水場を作ることが必須となります。初めて庭に作る場合は、ある程度地面を掘って、そこにケースを埋めるのが一番経済的かと思います。
(人によっては、コンクリート(モルタル)を使って自由な形の池を作っている方もいらっしゃいますが・・・)
私は以前飼っていたプラケース(40cm×60cm×30cm)を地面に埋め、水を一杯に張りました。以前より水量が倍以上に増え、元気に泳ぎ回る姿を観察することができます。
➁ 脱走防止策
これも当然のことなのですが、室内で飼育するよりも、屋外で飼育する方が脱走の可能性が高くなります。また、外敵に襲われる可能性が高くなります。
万が一にも脱走してしまうことがないように、飼育する領域をきちんと囲っておく必要があります。
しかし、亀さんは脱走名人です。高いブロックの壁を、垂直に越えることさえあります。なので、脱走防止壁に高さはあまり関係ありません。
オススメはこの「畦板波(あぜいたなみ)」です。(クリックで商品ページへ)
https://item.rakuten.co.jp/c-cone/10000595/
亀の鋭いカギ爪が引っかからず、40cm程度の高さでも上ることができません。
我が家の庭では飼育スペースをこの畦板波で囲うことで脱走を防いでいます。
➂ 水質を維持するシステム
これがですね、忘れられそうですが一番大切です。そして非常に難しい。
庭に容器を埋め、水を張るということはつまり
水替えが簡単にできない
ということでもあります。そして水をためた状態で1週間でも放っておくとどんどん水が腐っていきます。ボウフラとかも湧きます。ドブのような匂いを放ち始めます。そうなったら大変ですよね。
つまり、
水を循環させ、浄化するシステムが必要
なんです。
いろいろ調べた結果、
・ソーラー発電でポンプを動かし、池の水を循環させて濾過装置を通すことで浄化する
・水草と金魚を同じ水で飼育し、水質浄化と食べ残しの処理をしてもらう
の2つが有効なのではないかと考えました。
現在、1ヶ月程度の間一切水替えをしなくても水が濁ることはありません。むしろ自然の雨による換水できれいにすらなっています。
池を作るとなると、メンテナンスの手間が増えるように感じるかもしれませんが、一度システムを作ってしまえば管理はとても楽なんです。
まとめ
以上、クサガメを屋外飼育するために必要な要素を紹介いたしました。
ぜひ亀の飼育にチャレンジしてみてくださいね。