それでも尚、未来に媚びる
おっす!オラ半分ニート!!
今日のブログはタイトルと全く関係なくて、それ媚びファンを釣りに使った卑怯なやり口なので先に謝罪します。ごめん。
さて。
今日の内容はそれ媚びの活休について。
僕のバンド人生はまだ途中で、色んなバンドと出会ってきた。もう14年もバンドをしている。天王寺Fireloopというライブハウスで、『それでも尚、未来に媚びる』というバンドと出会った。
インディーズ界隈や、長くやっているバンドマン知らない人はいないとは思うが、一応ホームページ(←クリック)載せてみるとしよう。
僕自身は前のバンドの時か、6年前くらいに出会った。記事のてっぺんに載せているアー写の頃のそれ媚びだ。喉から血を吐くようなボーカル、当時のベースの名前はたしか「おちんぽまん」だった気がする。アンプに向かってベースを弾いていて、前を向いてベースを弾かないタイプの人だった。どっちが前で後ろかあんまり分かってないんかなぁと思っていた。
説明は要らないだろう。省く。それ媚びはカッコいい。表現するとすれば"漆黒のイナズマ"、ブラックサンダー。僕はあのお菓子の"柿の種味"を箱買いしている。
バンドマンは本当に極端に分けると"2つの種類"に分かれる。「年間100本以上全国のライブハウスを掻き回す現場至上主義」、「SNSをフル活用し、ライブ自体はあまりしない主義」。最近は後者のやり方が多い。時代の流れ、コスパも良い。それでも尚、未来に媚びると言うバンドは"前者"の最前線にいる、と勝手に思っている(違ってたらシバいて)。ライブがとにかくアツい!ファンもアツい!!汗と共に日頃のストレスを流しきる!!
そんなそれ媚びが、先日活動休止を発表した。
ファンの方は心配でショック、バンドマン界隈もショック…。メンバーも、、
でも誰よりも悔しいのは "がーこ自身" であることは誰もが理解している。
ここでカミングアウトをすると、僕はそれ媚びとそんなに鬼クソ親しい訳ではない。がーこの年齢も知らないし、「がーこ君」と呼ぶか「がーこ」と呼ぶか、未だ決めかねているほどだ。iTucaちゃんが記事を書いていると思ってほしい。
対バン回数や打ち上げの回数は僕にとって「好き」の指標では無い。それ媚びはもう何というかバンド名から好きだった。人も良いしイケメンやし。実際対バンして当然好きなバンド仲間になった。時を経て、シリカのライブの時に梅田Zeelaにがーこちゃんが観にきていて久しぶり話した。「また演ろやー」って言いつつ、すぐに対バンが決まった。しかし、コロナの影響でシリカは出演を断念し、共演は叶わなかった。
コロナウィルスの影響は、なにも観光業や飲食店を殺しただけではない。人の心をもぶち殺す、タチの悪いウィルスだ。現場至上主義のバンドマン達はおそらく軒並み心が参ってしまっている。それはもう、想像を絶すると思う。
あなたの生き甲斐が例えば"家庭"や"恋人"だったとして、いきなり会えなくなる、次いつ会えるか分からない、そう考えるとどうだろう?バンドに置き換えてみて欲しい。まさにそれだ。
僕は直接事情を聞いたわけではないから、マジで適当なことは言わないが、がーこ君は現実として「適応障害」「うつ病」「アルコール依存症」「強迫性障害」になった。僕は精神科領域の専門家でもあるので、ことの重大さは充分に理解できる。というか僕も現在ゴリゴリうつ病だし、1年経とうとしているがまだ寛解していない。この病気たちは、ひとつだけでも人生を簡単にぶち壊す破壊力がある。説明したいが時間がかかるので、またどっかで会ったら聞いて。
目に見えない心の病、実は脳がイカれてしまったというのが本当なのだが、治すには相当な"時間"と"忍耐"、そして"周りの協力"が必要になる。これはマジだ。1年や2年で帰ってこれるかどうかなんて分からない。厳しいがこれが現実だ。まずは病気を受け止めること、向き合うことから治療はスタートする。生き甲斐をストップし、治療に専念しなければならない。自分の存在の意味は?アイデンティティを見失う時期も必ず来る。これほどの苦痛がこの世に幾つあるだろうか?と思う。
精神的な浮き沈み、自分と自分との葛藤、時間だけが過ぎていく恐怖、僕はそれを経験した。こんな症状があるから対策を!とか言っても実は難しい。症状は千差万別、対策もまた千差万別。何よりアドバイスは病気マンマンの渦中にいる本人では咀嚼することができない。僕はそうだった。専門家でありながら何が起こるか分かっていながらうつ病に勝てない。全然重大なことでもないが、自殺未遂もした。死にきれなかった人間の余生に、今再び生きる意味を探しているところだ。
経験した中で分かったことがあって、治療に欠かせないものに当然「薬」があるのだが、僕に特効薬並みに効いた別の薬がある。それは「受容」だ。共感となると病気経験者にしか出来ないのでなかなか難しいが「しんどいよなぁ」「寝られへんのかぁ、そうかぁ」「外出られへん日があるんかぁ」と、ただ "受け止めてもらう" こと。これによって僕の心は大いに救われた。後ろめたい気持ちや情けない気持ちが柔らぐのだ。逆に病気について一方的なアドバイスや知ったような口をきかれると余裕で死にたくなった。だからつらつら書いてるこの文章は決してアドバイスではない。僕が経験したこと、それだけ。
だが、申し訳ない。
たった1つ、アドバイスしたいことがある。
治療でダントツバーニングエモーショナルファイヤーで1番大切なことを伝えたい。
それは、①睡眠(6〜9時間)、②食事を摂る(特にビタミンB)、やばい時は点滴、サプリで補うと良い)
僕の主治医兼、上司でもある医者が言うには、『この2つさえ確保できれば、病気の50%は治っている』と。そして順番はまずは睡眠の確保だ。寝られなければ、食欲が湧くことは一生ない。現に不眠に悩んでいた10ヶ月ほどの期間、僕の身体はお腹が減ることを忘れていた。「ぐぅ〜」っとお腹が鳴ることがピタッと無くなってしまっていたのだ。この2つがなかなか難しいが、バッチコーン!!と自分に合う睡眠薬が見つかればクリアできる。僕は最近そんな薬に出会えた。その先生は精神科領域でも名医で、人気すぎて予約は半年以上待ちのすげぇ人なので、信じても良いと思う。
勝手にアドバイスしてごめんちょ。ダルかったら小便と一緒に流して欲しい。
話を戻そう。
コロナでライブハウスの経営がどこも危うくなったのをみんなもご存知だと思う。潰れてしまったところもある。そんなライブハウスを救ったのは、紛れもなく現場至上主義のバンド達だと、僕は勝手に考えている。
社会人、家庭持ち、そして制約の多いメジャーバンドなどなど、ライブをしたくても出来ないバンドは続出した。シリカもその中の1バンドにあたる。ライブをキャンセルすることにとても心が傷んだ。ライブハウスに何も返せていないのに、キャンセルでさらに追い込んでしまう。そんな中でもライブすること、顔と顔を突き合わせてロックすることを諦めずに試行錯誤してくれているのは、紛れもなくなく、間違いなく、それ媚びをはじめとするバンドだろう。お客さんとしてもライブに行けなくなってしまっている人が多い、つまり客足も減ってしまうことを受け止めた上で、いつものようにステージで叫ぶ。いやいやかっこ良すぎるやろ…。
感謝を伝えたい。ほんまにありがとう。お客さんもありがとう。ライブハウスをバンド業界を守ってくれたのはあなた達で間違いない。
がーこぴょんが復活するのはいつになるか分からない。僕たちはそれをワクワクしまくりながら、プレッシャーをかけないことだ。病気になると何故か焦るのだ。周りとの差に焦るのか、分からないが、とにかく焦る。だからプレッシャーをかけない。期待しながらワクワクしながら、"絶対に期待しないこと" これが必須だ。
「1年でも2年でも休んだらいいんだよ。」この文字を見たら「そんな暇ないんじゃボケ」と言うだろう。だけど考えてみると、傷口がすぐ開く状態で復活しても数回でまた撃沈するのが関の山だろう。
鷹の目のミホークに惨敗した後のゾロのアーロン戦を思い出して欲しい。
自分の意思とは裏腹に病気の症状は治るまで治らない。ポジティブに捉えることなど不可能だが、考えられるとすれば、その間に新しい自分に出会えるかもしれない。ライブが無くなっていることも、また1つのプロモーションと考える。活休チャーンス!!!!!(瀬下)
ちょっと良いことが言えるとしたら、僕はうつ病で仕事を長く休職したが、ライブを3本くらいやれた。ワールド記念ホールでもやったし、実際死ぬほど疲れたが、生きてる実感をその日だけ取り戻せた記憶がある。
がーこに届けば、眠れない真っ暗な日の夜に読んで欲しい。
これで今回のブログは終わります。
、、、あ、、
良いこと思いついた。いま。
この先の文章を有料記事にして、その収益をがーこの治療費に当てるってのはどうですか!?!?
いやがーこがお金ないとかそんなこと言うてないですやん!ちゃいますやん!大阪ジョークですやん(姫路在住)
がーこがそれを嫌がったり、断るなら、次対バンした時のお酒代にしよう。ちがう、アルコール依存症やからあかんわ。コーラ代にしよう。
もし690円くらいの収益になったら、1.5ℓのコーラを5本買ってみんなで乾杯しよう!お客さんも!
おっけー、決まり!信用できない人は全然有料記事読まなくて大丈夫です!僕が普通に自腹で690円出します!収益が確定したらちゃんと画像と共に報告します)
じゃあここからさらに、それ媚びとのマル秘エピソードを書き綴ってゆくとしよう。
今回はナイーブな内容なのでシリカの告知とかは無し。
7/31(土) 三宮246スタジオワンマンライブが20:00〜あるとか、そんなこといちいち言いませんので。それでは、みんなで有料記事は行ってみようー!!
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