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インド人は親切な人ばかり?!インドあるある

インド旅行で、
「怪しい日本語を話すインド人に高額なパック旅行を売りつけられた」
「道を歩いているだけでボッタクられた」
という体験談は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

スパイスとかカレーが好きな私は2度インドに行ったことがあります。一度は12年前、そしてもう一度は10年前。それから子供が生まれ、行く機会に恵まれませんが、いつかまた必ず行こうと思っています。

これからインドに行こうと思っている方には心構えの為に、そしてインドに行ったことがある方には、「あるある」として懐かしい気持ちで読んでもらえたらと思い、古い記憶を辿ります。

初めてのインド

12年前に初めてインドに行った私は、実は初めての海外旅行。仕事の関係で行かせてもらうことになり、当時の上司から、「国際線に乗るときには靴を脱がなくちゃいけないからな!」言われて間に受けていたくらい世間知らずでした。
この時はインドに詳しい人に同行していたので、危ない目にあうことはありませんでしたが、ご多分に漏れずお腹を猛烈に壊し、帰国後にも体調が戻らず10kgほど痩せてしまい周囲を心配させてしまったことを覚えています。
ただ、何か非日常感や生きているというヒリヒリするような感覚があり、男の子みんなが憧れる(?)冒険心から、
「いつか一人でインドに挑戦したい!」
思ったのです。

2度目のインド

それから2年後、ついに1人でインドに行くチャンスに恵まれました。前回初めての海外でしたが、この間に何カ国か行き自信をつけていました。今度はひとり旅なので、ブログや本などで情報収集していると、怪しい日本語を話すインド人に高額なパックツアーを売りつけられたとか、様々なボッタクリ体験が。そんなのひっかかるわけないだろ!と思いながらも、オールドデリーなど危険と言われる地域に行く時には気をつけようと。

飛行機は無事に到着し、タクシーでデリーの近くのカロルバーグにある宿にチェックイン。ノープロブレムです!

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今回のインド旅行の1番の目的は、本場のカレーを味わうこと。1日3食なので無駄にはできません。
翌朝早くに起きて、デリーに朝食を食べにホテルを出ます。前日は暗かったので気づきませんでしたが、道路がすごい。

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これ普通ですか?!と思わず道にいる人に聞きたくなるような状況。気を取り直してオートリキシャに。デリーまで朝食を食べに行きたい、と伝えると、
「いい店を知ってるよ」
と親切に対応してくれました。
土地勘がないけれどもニューデリーは前回行っているので何となくわかると思っていると、良くわからない建物の前で止まる運転手。
「着いた!ここの中で朝食が食べられるよ。」
中から、怪しい日本語を話すインド人のおじいさんが出てきました。
そう、あれです!怪しい日本語を話すインド人が高額なパック旅行を売りつけるという定番のインド人の親切な売り込みです。
良く見れば旅行会社らしき看板が。中でご飯を食べていきな、と腕を引っ張られるのを振り切り、とにかく道に出ます。幸い追いかけてまではこなかったので、安心して駅があると思う方向に歩きます。

歩道がボロボロなので、車道の端を歩いていると、朝から散歩している親切なインド人が話しかけてきます。
「そこは道路だから危ないよ。ところでどこに行くの?」
駅に行ってメトロに乗りたいというと、
「今日は電車がストで動いてないけど、バスが出てるからバス停まで案内するよ」なんて親切人なんだろう!と感激しながら着いていくと、
「着いたよ」
と見上げれば先程の旅行会社。。。やっぱりあのおじいさんが出てきて、声をかけられる前に逃げ出しました。

もう一度同じ道を歩くと、今度は若い兄ちゃんがまた話しかけてきます。もう騙されない!と思いながらも話をすると、やはり電車はストで動いてないという。それは本当なのか。と納得して先程の話をすると、
「日本人は騙されやすいから気をつけたほうがいいよ。僕がオートリキシャを捕まえて交渉してあげる」

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道に止まっていたオートリキシャの運転手に何やら話、交渉がまとまったみたい。若い兄ちゃんにお礼を行って乗り込みます。リキシャは今歩いてきた道を引き返すように走ります。まさか、、、またあの旅行会社に・・・。そこの道を曲がるとそのお店というところで、「そこを曲がったら警察呼ぶ。いますぐ下ろしてくれ」と猛烈に抗議して、とにかく下ろしてもらうことには成功しましたが、またフリダシに戻ってしまい、途方にくれてしまいます。電車は動いてない(おそらく実際は動いていた)し、旅行会社の無限ループだし。ヤケクソで流しているオートリキシャを捕まえて、カロルバーグまでと伝えると、なんとあっさりホテルまで帰れました。

疲れたし、お腹も空いたし、ということで、結局ホテルの近くにある「ラッフルズ」というファミリーレストランで、カレーを食べました。

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こうして初日の朝から親切なインドの人達に何度も旅行を進められたのです。

観光でも親切な人ばかり?!

食事の合間にいくつか観光名所にも行きました。

ラールキラー、フマユーン廟、インド門

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そして、ジャマー・マスジットに行った時のことです。

オールドデリーを通るので、ガイドブックを片手に歩いていたらいいカモになると思い、前日に小さなメモにルートなどを書いていきました。
覚悟して行きましたが、電車も街も3密です!

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ここではオートリキシャすら見つからず、人力のリキシャに。英語が分からないのか?ジェスチャーで金額交渉。10ルピーでOKって親切極まりない!!
暑い中、頑張ってくれる運転手に感謝しつつ目的地に無事到着。いざ10ルピーを渡そうとすると、首を振って受け取りません。
財布を指差して100ルピーを要求している
みたい。10ルピーって言っただろ!と口論するも、言葉が通じないフリ。何となく申し訳なさもあり、結局30ルピーを支払うはめに。

さて、ジャマー・マスジットに入ろうとすると、
神聖な場所だから靴を脱げ!
と。脱いだ靴を渡すと、首からガイド許可証のようなものをぶら下げた人が、ポランティアで中を案内していると近寄ってきました。とても親切なインド人です。深く考えずに色々案内してもらったり、写真を撮ってもらったりして、お別れの挨拶をすると、
ガイド料1000ルピーだ!
と言ってきました。ボランティアじゃなかったみたいです。どうしても解せない私は色々言って、結局100ルピーを支払うことに。ちょっと人間不信になってきました。
気を取り直して靴を履こうとすると、
保管料100ルピーだ!
と親切なインド人が言っていました。目眩を感じながら、細かい金額交渉にも疲れ言われた金額を払いました。

他にも滞在中はこんなことばっかりで、大金こそ騙し取られなかったものの、親切な押し売りに心身ともに疲れ果てました。

それでもインドは良い!

書ききれないくらい色々ありましたが、それでもインドにはいつかまた1人で行ってみたいと思ってます。
ひとつには、アドベンチャー感覚で、少し強くなった自分を試しに(ドラゴンボールの孫悟空のようにワクワクします!!)
そして、もうひとつは、料理・街並みが好きだからです。

この空気感!!

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個人的には、お台場ビーナスフォートと雰囲気が似てるコンノートプレイスの地下にあるパリカバザールの熱気!

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そして、スパイスがふんだんに使われた料理の数々。

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サラヴァナバワンやスルチ

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屋台などもお腹に自信があれば、楽しめます!!

ホテルの近くのスナック屋。手前でパニプーリが売られてました。怖いから食べませんでしたが。

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ここは有名なシェーク屋。ケヴェンターズ。

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マックやピザハットなどもあります。チキンマハラジャバーガー。

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オールドデリーの街角にある甘い揚げドーナツのようなお菓子を売っているお店。前回来た時に食べてからお腹が痛くなったので、今回は我慢しました。

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まとめ

ほぼ私の旅行日記のようになってしまいましたが、インドは広く色んな人がいるので、心構え含め準備万端で行くのは当然ですが、身体の危険や高額なボッタクリに合わないようにだけは注意して、あとの親切なインドの人は、アトラクションだと思って楽しむくらいの余裕があってもいいのかもしれません。

最近物騒なニュースが沢山流れてくるので、私はたまたま楽しんで帰ってきましたが、くれぐれも気をつけるに越したことはないと思います!
ではまたいつの日かインドで。
ナマステ

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