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『2021 FNS歌謡祭 秋』を見て

 先日、4時間近くにわたって『2021 FNS歌謡祭 秋』が放送された。番組では「フジテレビ秘蔵!! 最強コラボ」「ディズニーソング特集」など様々なコーナーが用意されたが、特に興味深かったのが女優の歌唱映像をまとめた「女優のうた」で、懐かしい映像を見ることができた。

女優のうた Part.1

  1. 広末涼子「MajoでKoiする5秒前」

  2. 仲間由紀恵 with ダウンローズ「恋のダウンロード」

  3. 永作博美「木綿のハンカチーフ」

  4. 松坂慶子「愛の水中花」

  5. 満島ひかり「ファイト!」

  6. 池田エライザ「時代」

  7. RUI(柴咲コウ)「月のしずく」

  8. 蓮井朱夏(菅野美穂)「ZOO 〜愛をください〜」

  9. 篠原涼子 with k.komuro「恋しさと せつなさと 心強さと」

女優のうた Part.2

  1. 深田恭子×ケンドーコバヤシ「天才ドロンボー」

  2. 薬師丸ひろ子×橋本環奈「セーラー服と機関銃」

  3. 森七菜「スマイル」

  4. 宮沢りえ「ドリームラッシュ」

  5. 松たか子「瞳はダイアモンド」

  6. 橋本愛「ギブス」

  7. 井上真央「ラブ・ストーリーは突然に」

 アイドルとして活動経験のある女優の歌唱映像がやたら流れていたのが印象的だった。Part.1だと仲間由紀恵(東京パフォーマンスドール 研修生)、永作博美(ribbon)、満島ひかり(Folder5)、菅野美穂(桜っ子クラブさくら組)、篠原涼子(東京パフォーマンスドール)、Part2は深田恭子(HiP)、橋本環奈(Rev. from DVL)と様々ではあるが、いずれも篠原涼子以外は女優転身後の映像だった。

 一部を除いて紹介していく。

 ポケベルのCMで一躍脚光を浴びた広末涼子はデビュー曲「MajiでKoiする5秒前」(1997)や2ndシングル「大スキ!」と立て続けにヒットを飛ばし、『NHK紅白歌合戦』にも出場した。2021年現在でシングル8枚を発売(1枚は配信限定シングル)。アルバムもトップ10にランクインした。

 仲間由紀恵はブレイク前に計7枚のシングルをリリース。2006年に仲間由紀恵 with ダウンローズ名義でリリースされた「恋のダウンロード」は携帯電話のCMソングとして話題になり、名場面集で流れた際にはネット上で大いに盛り上がった。

 永作博美はribbon在籍時の1993年に「My Home Town」でソロデビュー。計4枚のシングルを発表し、2007年にはコンプリートアルバムを発売している。

 タイアップに恵まれている印象がある柴咲コウは「月のしずく」や「かたち あるもの」、「invitation」などがヒットを記録。歌手と女優を上手いこと使い分けている。何気にシングルを29枚もリリースしていたのは知らなかった(2021年現在)。

 菅野美穂は1995年に「恋をしよう!」でソロデビュー。2000年に主演を務めたドラマ『愛をください』の役名・蓮井朱夏名義でリリースした「ZOO 〜愛をください〜」は50万枚を超えるヒットを記録。2015年にはシングル5枚を含めたベストアルバムをリリースした。

 篠原涼子は東京パフォーマンスドール在籍中にソロデビュー。1994年にリリースされた小室哲哉プロデュースの「恋しさと せつなさと 心強さと」はダブルミリオンを超える大ヒットを記録し、『NHK紅白歌合戦』にも出場。その後も定期的に歌手活動を行なっていたが、現在は女優業をメインとしている。

 深田恭子は1999年に「最後の果実」で歌手デビュー。大ヒットとまではならなかったが、タイアップにも恵まれ、計7枚のシングルをリリースした。

 橋本環奈はRev. from DVL在籍時の2016年に映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』で主演を務め、薬師丸ひろ子の大ヒット曲をカバーした「セーラー服と機関銃」でソロデビュー。2021年現在はシングル1枚にとどまっている。

 森七菜は2020年に自身が主演を務めた映画『ラストレター』の主題歌として「カエルノウタ」で歌手デビュー。その後は栄養ドリンクのCMソングに起用された配信限定シングル「スマイル」が話題に(カバー曲だったことを初めて知った…)。

 松たか子は1997年に「明日、春が来たら」で歌手デビューを果たし、『NHK紅白歌合戦』に出場。2021年現在でシングル22枚をリリースした。

 いつの時代も歌手業と並行して活動している女優が多い。90年代だと飯島直子木村佳乃坂井真紀深津絵理牧瀬里穂観月ありさ山口紗弥加など、00年代は上野樹里上戸彩江角マキコ国仲涼子黒木メイサ沢尻エリカ平愛梨高畑充希など、10年代は北乃きい桐谷美玲剛力彩芽佐々木希武井咲仲里依紗西内まりやなどがいる。あくまでも話題性として1〜2枚リリースする者もいれば、ドラマ・映画の役名義でリリースする者もいた(思うようにセールスが伸びなかった場合は歌手デビューしたこと自体なかったことになっている者も…)。

 近年は池田エライザ清原果耶上白石萌音上白石萌歌福原遥森七菜などがデビューし、『ミュージックステーション』や大型音楽特番で見かけることも多い。大ヒットにまでは届いていないが、今後の活躍が楽しみである。

 最後に公式MVをいろいろと貼ってみる。

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