2021年のレコ大と紅白を語る
2021年の『日本レコード大賞』と『NHK紅白歌合戦』に関する情報が解禁された。筆者は毎年欠かさず見ているが、今年も語りたいことが山のようにある(2020年版はリンクから)。
・選考対象外が多すぎる『レコード大賞』
2021年の『日本レコード大賞』の優秀作品賞・新人賞のノミネート作品が発表された。優秀作品賞は毎年10組が選ばれるが、今年もAKB48・純烈・DA PUMP・乃木坂46・氷川きよし・三浦大知・LiSAと常連アーティストばかりで代わり映えのないラインナップ。初登場は昨年特別賞を受賞したNiziU、Da-iCE、Awesome City Clubの3組だけで寂しい。今年よく聴いたAdo、YOASOBIは特別賞を受賞したが、顔出しNGのAdoは仕方ないにせよ、YOASOBIは優秀作品賞にノミネートしてほしかったのが本音(調整入ってる?)。「Universe」や「Cry Baby」とヒットを飛ばしていたOfficial髭男dismは何処へ…?
今年ヒットしていた楽曲が選考対象外なんてことがある。YOASOBI「夜に駆ける」は2019年12月、Ado「うっせぇわ」は2020年10月、優里「ドライフラワー」は2020年10月と、いずれも今年リリースされた楽曲ではない。しかし、2019年の日本レコード大賞は2018年8月にリリースされたFoolinの「パプリカ」であり、その辺の事情がイマイチわからない。
新人賞にはオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN 2』から誕生したINI、デビュー曲が有線で話題になった(らしい)TAEKO、結成10周年にしてメジャーデビューを果たしたマカロニえんぴつ、グラビアもできる演歌歌手として話題になった(らしい)望月琉叶というラインナップ。どういう戦いになるか非常に楽しみである(筆者の予想としてはINIが最有力候補)。
改めて2021年の優秀作品賞・新人賞を見ていく。曲名をクリックするとミュージックビデオに飛ぶので、興味のある方はぜひ!
優秀作品賞
「明け星」(LiSA)
「君がそばにいるから」(純烈)
「ごめんねFingers crossed」(乃木坂46)
「CITRUS」(Da-iCE)
「Take a picture」(NiziU)
「Dream on the street」(DA PUMP)
「根も葉もRumor」(AKB48)
「Backwards」(三浦大知)
「Happy!」(氷川きよし)
「勿忘」(Awesome City Club)
新人賞
INI
TAEKO
マカロニえんぴつ
望月琉叶
・数日前から気になっていた『NHK紅白歌合戦』
2021年の『NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表された。近年は各スポーツ紙が正式発表前にフライングで報じてしまうことが多く、毎回うんざりさせられる!!(強調)
テーマは「Colorful~カラフル~」で選考基準はCDの売上やMVの再生回数、有線リクエストなどを含めた「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3点。今年の出場歌手は43組、初出場は紅組が4組、白組が6組、企画枠1組の計11組。一部スポーツ紙で報じられたハラミちゃんや山崎育三郎などは現時点では出場しない模様。
女性アイドル枠
乃木坂46(7)
櫻坂46(2)
日向坂46(3)
NiziU(2)
BiSH(初)
Perfume(14)
筆者が特に気になっていたのはアイドルグループ枠。昨年出場していたアニバーサリー枠のBABYMETAL、過去4回の出場経験のあるLittle Glee Monsterは落選。リトグリの落選は意外だった(※Wikipediaによると、今年リリースされたアルバムはトップ5にランクインしている)。
AKB48は「根も葉もRumor」がバズり、楽曲にピンと来なかったとしても「AKBが激しいダンスの曲をやっている」くらいの話題性は十分にあったと思われるが、2年連続で出場を逃してしまう形となった。夏前にリリースしていればロングヒットも狙えた気がする。
男性アイドル枠
関ジャニ∞(10)
KAT-TUN(初)
King&Prince(4)
SixTONES(2)
Snow Man(初)
DISH//(初)
GENERATIONS(3)
純烈(4)
昨年は7枠を獲得したジャニーズは5枠に減少。デビュー15周年であることからKAT-TUNが初出場となったが、なぜかKis-my-Ft2とHey!Say!JUMPが外される形に。特にキスマイは全話2桁超えしたドラマ『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』の主題歌「Luv Bias」でお茶の間にアピールできたようにも思えるが、先輩グループに枠を譲ったのか…?
昨年は惜しくも出場を逃してしまったDISH//が初出場。「猫」がヒットしたことでアイドルからの脱皮に成功した思う。GENERATIONSは覚えやすい振り付けを取り入れて工夫しているが、いずれも大ヒットには届いていない。来年こそは三代目 J SOUL BROTERSの「R.Y.U.S.E.I.」や「Summer Madness」のようにヒットしてほしいと思う。
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