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Web3最強企業!? Turingumについて概要から裏話まで全部教えます!

はじめまして、Turingum CTO、クシム取締役CTOのなまはげと申します。
今回はクリプトの世界でも「謎が多い」と言われている弊社Turingum(チューリンガム)について、その全容を会社の概要やこれまでTuringumが辿ってきた道筋をご紹介したいと思います。

Turingumってどんな会社なの!?

TuringumはWeb3のプロフェッショナル集団です。
どれくらいプロフェッショナルかというとほぼすべてのエンジニアやBizdevが2018年以前からクリプトの世界に関わっており、ほとんどのメンバーがトークノミクスを理解するだけではなく提案することができます。 この提案力はお客さんへのクリエイティビティだけではなく、エンジニアがトークノミクスの要点を把握しながら要件定義・開発に臨むことのできる開発力の高さにもつながっています。

さらにはトークンに関わる上場支援やマーケティング支援などプロジェクトの運営支援の経験も非常に多くあり、ノウハウが備わっているこの業界では最強と言っても過言ではない(?)このTuringumですが、個人的にはこの強さの裏にはTuringumの成り立ちが大きく関わっていると思っています。
ということで今回はTuringumのこれまでの沿革をサクッと紹介していきたいと思います。

Turingumの成り立ち

出会いはチェコから

僕らほとんどのメンバーは2017年あたり(人によってはそれ以前)の渋谷や本郷(Hashhubさん!)などのスペースで勉強会によく参加しており、会社を作る前は勉強会でなんとなく顔を合わせたりする程度でした。

それが大きく変わったのがチェコ・プラハで行われた2018年のEthereum Devcon4のことでした。このとき私は大学のプログラムで参加していました。(同行者はAstarの元CTOで現在Turingumにもお手伝いいただいているさてらいとさんです。)

このときにたまたま同じホテルに滞在していた日本人の方と仲良くなり、帰国後食事会に誘ってもらいました。この食事会にいたのがカナゴールドさん(Turingum元COO)、私の後輩である伊藤さん(現開発部門責任者)、そして高校生とは思えない貫禄を放っていたうどんさん(現アドバイザー)でした。

全員当時芽吹いたばかりのDeFiや秘匿計算技術に興味を持っており、その場で意気投合して会社を作ることになりました。これがTuringumの始まりです。

モラトリアム期

会社を作ったとはいえ、全員学生や会社勤めをしておりいきなり事業を起こすのは難しい状況でした。「将来みんなで事業をやりたいね」と話しつつ、週次定例と称して秘匿計算チェーンのEnigma(現Secret Network)についての勉強会やDeFiについての意見交換を行っていました。

この週次定例には、外部の暗号学の研究者の方やクリプトのリサーチャー・興味を持ってくれた投資家なども集まってかなりディープなトークを繰り広げており、一種のサロンのようになっていました。その中ではCompoundやUniswapなど当時のDeFiコントラクトを読み解くだけではなく、MakerDAOのDaiが1ドルに理論的にならない理由を考えたり、その過程で既存金融の商品の仕組みやそれを支えるブラック=ショールズ方程式などの理論についてもカナゴールドさんから教えてもらったりしました。

「このメンバーならいけるかもしれない」みんながそう思い始めた2019年。世間的にはDeFiブームの兆しも見え始め、カナゴールドが中心となり資金調達をして本格的に事業展開することになりました。このタイミングで現CEOの三瀬さんや、高校生ながら一人でInstaDappのようなプロダクトを作っていた佐藤さん(現コンサルティング部門責任者)など多くの優秀な人に声をかけ、メンバーを充実させてクリプトの事業に挑むことになりました。

武者修行期 ~DeFiバブルの経験~

当初、僕らはEnigmaを使ったビジネスを構想していました。しかし、EnigmaはICOに関わるSECからの指摘をうけ頓挫。資金調達もしたのにいきなり危機的な状況に追い込まれました。

しかし当時の関係先からいくつかのDeFiプロダクトに関する開発案件をいただき、そちらに取り組むことになりました。トークノミクスの設計やDeFiそのものの設計に始まり、この設計が理論的に成立しているかどうかの金融工学的な検証も行いました。これらの設計・開発には以前勉強した金融工学の知識やいろいろなDeFiコントラクトをみんなでコードから分析した経験がすごく活きていました。

また、開発だけではなくマーケティングや運営のお手伝いをさせていただくことも多く、さまざまな経験を積む中でノウハウも蓄積されてきました。
カロリーの高いDeFi分野において複数プロダクトを設計したり開発するのは非常に大変でしたが、成功する / しないプロジェクトの違いがわかったり、トークノミクスについての”勘所”も醸成されました。他プロジェクトの設計を真似るだけではなく、成功したモデルに基づいた自分たち独自の設計やトークノミクスの提案ができるようになったのもこの時期でした。

国内事業への転換

2021年、DeFi・NFTバブルも後半になってくると2020年当初とはガラリと変わって国内でもクリプト、いわゆる「Web3」の動きが活発化してきました。日本はゲームやIP産業といったNFTやGameFiと相性の良いビジネスが非常に強力であり、国内のさまざまな企業がWeb3に関連するプロダクトの制作に向けて動き出し始めました。TuringumでもCosplay TokenやSkeb Coinなど国内のトークンプロジェクトに参画させていただく機会が増えてきました。

2022年には創業初期から興味を持っていただいていた東証スタンダード上場のクシム傘下となり、より国内での事業基盤を強化してきました。メンバーでも新COOである大島さんやBizdevの責任者としてチームを引っ張っている田中遼さんなど多くの優秀なメンバーを迎えることができました。

一方で2022年はクリプトのバブルが一気に終結した年でもあり、特に海外の投資家層が大きなダメージを受けた年でした。日本はバブルに乗り遅れたことにより他国よりもずっとダメージが少ない一方、IPやゲームなどで非常に高いポテンシャルを有していることもあり、このポテンシャルとTuringumの経験を掛け合わせて全く新しいプロダクトを世界に発信することがTuringumの使命だと感じるようになりました。

今後のTuringumの未来図

名実ともに国内のトップWeb3企業になること、これが目標です。
経験や技術力、トークノミクスの発想力などの「実」は今でも十二分にあると思っていますし、今も日々のプロダクト開発を通じて成長しています。一方で知名度はまだ低く、国内でも知っている人が少ないのが現状です。

日本のWeb3産業はこのような市況においても力強く成長しているものの、前回のバブルに乗り遅れたためか、Finance的な知見やプロジェクト運営のノウハウについてはまだまだ発展途上だと言えます。このような状況においてTuringumが持っている経験や能力はまさしく日本において必要とされているものであり、国内での知名度を向上させる必要性を強く感じています。

Turingumは今後、日本国内のプレゼンスをしっかりと確立すると同時に最強のWeb3事業パートナーとして、イノベーティブなWeb3プロダクトを日本から世界にどんどんリリースしていきます。そして、日本のWeb3産業自体を成長させる原動力となることを目指していきます。

そんなTuringumに興味を持ってくださった方は、こちらから気軽にお問い合わせいただけたら嬉しいです。トークンプロジェクト立上げや、トークノミクス設計、ブロックチェーンシステム開発、NFT/SBT発行まで、幅広くサポートさせていただきます。



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