「ピアスは開けているが…」
やはり、言いたい事はいった方がいい。
溜め込むのは良くない。
それ言ってどうすんだ!という事も、言った方がいい。
それ言ったところでどうにもならないよ!という事も、言った方がいい。
誰かのせいにするのではなく、誰かを責めるのではなく、ただただ嘆き哀しめばいい。
ただただ聞いてくれる人がいるならば、その人にただただ聞いてもらえばいい。
昨夜、キッチンでバタバタしていて、水筒の蓋を閉め忘れたまま持ち上げ、勢いよく落として水をぶちまけてしまった。かなりぶちまけた。
濡れたパジャマのズボンを脱ぎ、濡れた床を拭いた。一人大騒ぎしながら拭いた。
「も〜!!ヤダ〜!!まあさ〜、カレーや油じゃなくて良かったけどさ〜〜」と嘆きながら拭いた。
少し離れたリビングで夫が「大丈夫〜??」と心配してくれながら、息子が「大丈夫〜?!」と笑いながら、それぞれ過ごしていた。
暫く一人で床を拭きながら、
「ね〜、手伝ってくれなくてもいいんだけど、誰か手伝おか〜?って言ってくれないの〜?優しい言葉かけて欲しいのよ〜」
と、言っていた。
自然と言えていた。
(以前の私は言えていなかった。無意識に溜めに溜めていた。)
何かして欲しいわけではない。
正解が欲しいわけでもない。
すぐに答えが見つかるわけではないのも分かっている。
それでも言いたいときがある。
嘆きたいときがある。
疲れた、面倒くさい、暑い、痛い、眠い、忙しい、暇、つまらない、もう嫌だ、むかつく、
そうやってブーブー言いながら、溜め込まずに小出しにブーブー言いながら、また明日も一日頑張るのだ。
私にとっては、ここ数年の自分との向き合い方、家族との関係、中年の危機、それらを総まとめできるようなオンラインライブだった。
4日遅れて、笑って、泣いて、しみた。
ありがとう。
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